13話 ページ15
〜秘密〜
貴「……」
いったい、何だったんだ？
1人その場に取り残され、ポツンと立ち尽くす。
あの男、俺の秘密を…過去を知っていた？
いや、それはありえない。
俺の秘密は陛下しか知らないのだから。
…その陛下も今は亡くなり、俺の秘密を知る人間はいなくなってしまったが。
貴「…絶対に、ありえない」
そう呟くが、先ほどから身体の震えが治らない。
吐きそうだ。
俺は左手首を力いっぱい握りしめ、ホテルへと戻ることにした。
プ「あ、Aじゃん。おかえりー」
ホテルには既にノクトとイリス以外戻っていたようだ。
広間にはジャレットさんとタルコットもいた。
貴「おう、ただいま。レスタレムの街どうだった？」
いつもと変わらない態度で振る舞う。
プ「もうね、凄かったよ！人も沢山いてさー！本当熱い街って感じで写真もバッチリ撮ったし！」
興奮気味に話すプロンプトは子供のようでタルコットとそう変わらないように思えた。
貴「そうか、楽しめたな」
イ「…A、少し顔色が悪い気がするが」
ソファーに腰掛ける俺にイグニスが不審な目を向ける。
プ「え、マジ？」
グ「そうか？別にいつも通りじゃねえか？」
貴「そうだよ、別に何ともないよ？
本当に過保護だね」
イ「…そうか？」
笑ってみせる俺にイグニスは納得していない様子だった。
プ「それよりさ、凄い話があるだよね！タルコット！」
プロンプトの発言により話が逸れて、注目がタルコットに変わった。
タ「はい！その…ノクティス様が帰ってこられたら話そうと思います！」
貴「へえ、どんな話だろうな」
プ「それはお楽しみ！」
すっかりタルコットとプロンプトは仲良くなった様だ。
きっとプロンプトのムードメーカー的キャラのお陰だろう。
その光景を微笑ましく見守っていると遠くから元気な声が聞こえた。
イリス「みんな、ただいまー！」
貴「イリス、ノクト、おかえり」
ノ「おう」
貴「どうだった？」
イリス「うん！すごく楽しかった！！」
ノ「まぁ、うん」
ノクトのリアクションは薄かったがこれがいつものノクトのテンションなのだ。仕方ない。
でもイリスは本当に楽しめたようで良かった。
貴「それは良かった」
イリス「ありがとね、A」
ボソとイリスが耳打ちしてきたので笑みを浮かべて「どういたしまして」と返した。
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
