私は今日も舞う② (ページ17)

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「………BLACKPI NKで育てます」

V「え…？」

「だって、助けてあげられるの私しかいない…
せめて見つかるまで…私たちが育てる」

そういう私の手を握ってくるテヒョンさん

V「ただでさえ忙しいのに3匹も無理だよ…
俺も手伝うから一緒に飼ってくれそうな人探そう？」

それから急いで撮影を終えて…

テヒョンさんが人脈豊富なお陰で
すんなりと２匹見つかったけど…

V「んー…もうみんな家に犬いるからなあ」

最後の１匹だけが見つからなくて
結局決まるまでは私が育てることになった

「病院連れていかなきゃ…」

V「一緒に行くよ」

「でもテヒョンさんは忙しいから」

V「寝る暇もない子が何言ってるの」

それから3匹を連れて近くの動物病院に行く

＇予防接種に…ノミダニの駆除に…検査や初診料が加算でお金かかりますが大丈夫ですか？＇

たったの30万ウォン…？

「全然大丈夫なので3匹を早めに…」

V「俺が払うよ」

「ダメです」

頑なに払おうとするテヒョンさんを睨む

V「レディーファーストの国で生まれたのに、なんでそんな…」

「護られ続けるのはもう嫌なんです」

それから保健所に行って本当に野良猫なのか確認をして

フードやらミルクなどを揃えて
テヒョンさんの友人の家に届けに行って…

TH「今から一緒にこの子の物買いに行かない？」

テヒョンさんの運転でペットショップに連れて行かれて

TH「あ、これどう？」

「可愛いと思います」

V「これに合うのは～、これ！」

必要なものを買い揃えてレジに向かうと

TH「お願いだからカッコつけさせて」

テヒョンさんが全部買ってくれた。

「そうですよね……ごめんなさい、私気が利かなくて」

TH「ううん？」

車に乗り込むと手を握られた。

「…テヒョンさん？」

TH「その子の名前、何にするの？」

手は無視…？

「この子は…んー、どうしよう…」

そろーっと抜けようと思ってもすぐバレてまた掴まれる

「…外してください…この手」

TH「やだ」

なんで…

「撮られちゃうと、ちょっと…」

TH「今日なら撮影の一環だって言える」

「……」

何も言い返せないでいると何処かに着いた