二世女優とキラキラ王子様【番外編】 (ページ10)

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メレンゲの気持ちページ10

石橋『どうも四千頭身、石橋です。

今日はプライベートを撮ってこいってことで…
とりあえず……第二の家に帰ろうと思います。』

エレベーターの中でカメラを回して
扉の前でパスワードを入力する

石橋『まあ…家って言っても居候ですけどね』

扉を開くとキッチンから顔を覗かせたA

石橋『あ、実h『遼大くんおかえり！』うっ』

'実はカメラ回してるんだけど'という前に
嬉しそうに走ってきては俺に抱きついたA

石橋『俺Aボーイたちに殺されたくないから離れて』

『なんで今日ギュッでしてくれないの…
私今すごい落ち込んでるんだけど』

そう言われたら抱きしめないわけない

石橋『はいはい、お疲れ様』

そっとカメラを持ってない片手で頭をポンポンとする

『…………おやおや、一体それはなんだろうか』

……

石橋『……プライベート密着～、みたいな』

『バシくん、そういうのは？』

石橋『前日に報告』

『それから？』

石橋『帰ってくる日は連絡すること』

わかってたのになんでしなかった？と
言いたげな顔をしたるAを撮り続ける

『………とりあえず私が撮ってあげる』

石橋『ん』

Aにカメラを渡して上着を脱ぐ

石橋『え、これなに？』

『あ、作りかけ。テレビ見て待ってて』

石橋『ん』

Aに甘えて録画一覧を開く

石橋『ねえ、俺が録画した相撲は？』

『消した』

！？

石橋『おいーーーっ、なにしてんだよーーー』

『じゃあ録画一覧見てよ！相撲NMB相撲相撲NMB！
私のドラマとか映画とか全然探し出せんわっ』

石橋『だからって消すことないだろっ』

『……そんなん言うならごはんあげません』

…………

石橋『ごめんって』

『あーあ、今日久しぶりに早く帰ってきたから美味しいご飯作ってあげようって思ったのになあ…』

拗ねたAは聞く耳を持たない

『しかも今日は遼大くん疲れてるだろうからって…』

石橋『はいはい、ごめんね。』

後ろから抱きしめて頭を撫でる

『許す』

石橋『ありがと』

それからゴハンを食べて風呂に入って
Aの読み合わせの相手役をさせられて…

その後それぞれ部屋で寝た。

芸人とは思えないほど面白くない日常なのに
まさかOAであんな長時間流されるとは…

後藤『椿木A強いな…』

都築『それな！つーちゃん強すぎ！』

Aに感謝しよっと。