二世女優とキラキラ王子様【番外編】 (ページ17)

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今日は宮下草薙さんの草彅さんの彼女と
人生初デートをする前に練習することになった。

練習されたくないだろうなとは思うけど
番組のためだから仕方ないし…

『もう、遼大くん電話しつこいよっ』

＇マジで行くの？草彅さんだよ？チェリーだよ？＇

『遼大くんだってチェリーだし、
チェリーの相手なら慣れてるから平気』

＇はあ…行かせたくないけど、行くなr『もう着く』…失礼のないように。あんまチェリーいじめんなよ＇

私をどんな酷い人だと思ってるんだか…

『ありがとう、ギョギョッ！またね、綺麗なさかなクン』

＇オイ、なめてかかんn＇ﾌﾞﾁｯ

うるさい遼大くんの電話を切って
集合時間ぴったりによみうりランドに着くと

『草彅さんお久しぶりです』

草彅『…四千頭身の石橋くんの、あの、いい従姉妹の…文化祭呼んでくれて、ありがとうございます』

目を合わせてくれないから目を見てみる

『彼女の練習台がんばります！
今日はどうぞよろしくお願いします！』

手を差し出すと、オドオドと袖を摘まれた。

『……どうして袖なのだろうか』

草彅『世間の目が怖いです…』

『平気ですよ、そんなの。石橋くんは従姉妹ってバラしてから半同居なのガンガンアピールしてますから』

それからジェットコースターに乗ったけど
草彅さんは吐きそうになってて…

『休憩しましょう！クレープ何が好きですか？』

草彅『あ、チョコバナナ…とか…』

『そうですか！あ。トイレ行ってくるので
まだ買わないでくださいね？( 笑 )』

トイレに行ってから草彅さんのチョコバナナと、
自分のツナエッグを買って草彅さんの所に戻るけど

『……』

俯いて深呼吸してた。

『草彅さん？もしかして気持ち悪いですか？』

草彅『…あ、いや、やっぱり緊張しちゃって…
え、クレープ……買ってきてくれたんですか……？』

語尾が小さすぎて上手く聞こえなかったけど
頷いてクレープを差し出してみた。

なんかこのオドオド感
ホシくんとの初対面に似てるかも