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El《アナタはマーガレットの孫なんだから私の子供と同然よ。自分なんかと言わずに自信を持って生きなさい。例のものを用意して》
執事の方が女王の横に持ってきたのは
キラキラと輝いているとても美しいティアラで
El《このティアラをあなたにあげるわ》
え……
《いいのですか…？》
El《ええ、私のお下がりなんかで申し訳ないけれどね》
《でも私は独身でティアラを被ってはいけないのでは…》
El《あんなに幼くてここに来る度私のティアラを奪い取ろうとしていた子がそんなことを言うなんてね( 笑 )
アナタは特別よ。ほら、少し屈んで》
小さくなれば頭に美しいティアラが乗せられた。
El《あの時奪おうとしていたティアラは
今日からアナタの物よ。大切に使ってちょうだい》
！！！
嬉しいなんなの抱きつきたい……
El《あら…！！！》
って思ってたら自然と抱きついてて…ものすごく
ザワついちゃって余計に離れづらかったけど
El《可愛いA、自由に…そして幸せになりなさい》
抱き締め返してくれてすごく嬉しかった。
El《さあ、行きなさい》
え？
《どういうことですか？》
El《明日授賞式があるのでしょう？
今なら間に合うかもしれない…行きなさい》
嘘……
《どうしてそれを……》
El《VERAとしてデビューした時から気付いてたわ。
さあ……行きなさい、A》
お祖母様を見れば頷いてて、リビやアレクは
頭の上で拍手をしてエールを送ってくれた
El《リヴァイ、アレクサンダー、
Aを韓国までちゃんと送り届けなさい》
Le《はい》
Al《仰せのままに》
El《今日ここから…世界に羽ばたき歌手として
活躍するA・ハワードにエールを》
次々と拍手をして送り出してくれるから
カーテシーをして軽く頭を下げ会場を抜けると
ものすごいフラッシュを浴びて…
《女王様からの命令で韓国へ戻ります。
でも帰国はサプライズなので私がステージに立つ
３日後までどうか内密にお願いします》
四方八方の記者に頭を下げる。
Le《BLACKPI NKの宣伝もよろしくお願いします》
Al《ありがとうございました》
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作者名：Starose | 作成日時：2020年8月1日 17時
