AKB参上！ ページ6
突然、機体が止まった。
「到着したのかな？」
そう言って外を見たが、そもそもどこの星でもない、ただの空間に漂っている。スピーカーのスイッチが入った音がして、振り向く。
『えー緊急停止させていただきました。現在、DES軍がここに向かっており、このままだとこの船は爆破されます』
「え!?」
「ウソでしょ!?」
希望と顔を見合わせた。外をもう一度見るがその姿は全く見えない。DES軍は移動スピードが宇宙一だと聞いたことがある。それなら、今見えなくてもいつの間にか来たりするのかも……。
『DES軍の要求はAKB0048の候補生の受け渡しです。ですが我々は、AKB0048に賛同しています。よって候補生の皆様は、今からAKB0048側の船に移動していただきます。ロビーへお越しください』
それを聞いた瞬間、希望が荷物と雫の腕を掴んだ。
「早く行こう！」
「ま、待って。荷物持つから」
「早くしてね。ばくはする、っていうのは、
それを聞いてぞっとした。慌てて荷物を持ち、廊下を走る。走りながら、希望がさっとそこまで考えられることに驚いていた。とても年下とは思えない。
ロビーに行くと、他にも五人くらいいる。係員の誘導に従って0048の船に移動した。
「大丈夫なんですか」
傍にいた船長と思しき人に声を掛ける。にっこり笑って、
(不安だけど、この船長さんなら大丈夫そう)
扉が閉まる。0048の船が移動し始めた。スピーカーの向こうで何か話し声が聞こえる。やがて、若い女の人の声が聞こえた。
『我々はこれから、もう一つの船に向かいます。既にそちらは襲撃を受けている模様です。少し時間が掛かるでしょうが、必ず助け出す。それがAKB0048です！』
一気に加速した。外の星空もまるで線だ。五分もしなかっただろうか、激しく紅蓮に点滅する船が見えた。
音楽が、流れ出す。
「AKB参上！」。音に合わせて、リズムに合わせて、歌詞に合わせて。次々とメンバーが突入していく様が見える。
DES軍を恐れず、それどころかきらきらと輝きながら。
「かっこいい……」
声が漏れた。無意識だった。
十分もせずに、全員がこの船に乗り込んだ。
そして──
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皐月(プロフ) - 桜野ユウさん» 今、更新された話を読みました(^ ^)めっちゃ！読みやすいです！こちらこそ、改良ありがとうございました！！ (2017年12月31日 0時) (
レス) id: 1dab25db87 (このIDを非表示/違反報告)
桜野ユウ(プロフ) - 皐月さん» ちょっと改良してみました…やればできるもんでした。確かに、間隔をあけると自分でも読みやすいですね…ありがとうございました！(*^ω^*) (2017年12月31日 0時) (レス) id: e618dfe310 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 桜野ユウさん» いい感じの改良をお願いします(^ ^)長文ごめんなさい。m(_ _)m (2017年12月30日 22時) (レス) id: 1dab25db87 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 桜野ユウさん» 間隔を空けることに関しては、そういう事になりますね。私は…なんですけど、少し間隔が開いていた方が読みやすいです。間隔が開いてないと、どこまで読んだのか分からなくなりますし…。けど、意見を押し付けるわけじゃないんで^^; (2017年12月30日 22時) (レス) id: 1dab25db87 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 桜野ユウさん» お返事ありがとうございます(^ ^)まさか、お返事がもらえるなんて思ってなかったので嬉しいです！希望のキャラクターの研究、お疲れ様です！その研究が、希望のキャラクターにちゃんと活かせてると思います！！ (2017年12月30日 22時) (レス) id: 1dab25db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜野ユウ | 作成日時：2017年12月8日 19時
