No.8 ページ10
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『…間に合った。』
クリーニング屋に寄り、夏服に着替えたAは
予鈴と同時に校門をくぐった。
下駄箱に向かい、靴を履きかえていると、争っている様な声が聞こえてくる。
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「…だから、今日から衣替えなんだぞ!まだ冬服じゃないか!!それに……」
どうやら生活指導の教師が怒っている様だ。
夏服への完全移行は今日からで、1週間の移行期間が
あったにも関わらず、冬服を着てきた生徒が居たのだろう。
『全く…。面倒ね。』
不本意ではあるが、前を通らなけば教室へはいけない。
なるべく早足で行こうとした時、Aの視界に入ったのは
生活指導の教師と承太郎だった。
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『!!』
承太郎は、教師達から怖がられており、口出しをする教師は居なかった。
Aは生活指導の教師の事があまり好きでは無かったが、あの教師も中々勇気が有るものだと、少しばかり関心してしまった。
何せ相手は空条 承太郎である。
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怖がるのが普通よね。なんて思いながらも、Aは承太郎
に助け船を出すのだった。
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千夏 - 二人の距離感がすごく好きです。無理のない範囲での更新、楽しみに待ってます! (2022年5月18日 18時) (レス) @page17 id: 86c828af75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんで | 作成日時:2022年1月12日 1時