その未来への (ページ43)

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休憩ページ43

休憩室に1時間も居れない…

なんか甘いものでも食べに行こ…
ビルの裏からでて近くの洋菓子屋さんに向かう。
テソンさんの事ばっかり考えてぼーっとしながら歩く。

はぁ…

重い気持ちで洋菓子屋さんのドアを開く。
チラッと店内を見渡すと近くにいた男性客と目があった気がした。

ゆき「いらっしゃいま…なんだAか」

A「なんだとはなに。笑今落ち込んでるから元気になるものちょーだい。あとカフェラテ」

ゆき「はいはい、相変わらずワガママね～」と呆れた様に笑っていう。

A「いつものとこね～」
と親友のゆきに言い店の奥にある喫煙席に行く。
ここはゆきがやってる小さな洋菓子屋さん。私の唯一の心の拠り所。笑

なんて思ってると喫煙席の手前でさっき入った時目があった気がした男のお客さんと今度はバッチリ目が合ってしまう。

だって髪はツーブロックのピンクで服装も今時の子って感じ。で目に入ったからつい。
でも口の中がパンパンで思わず笑ってしまった。ごめんなさい。と心の中で謝る。笑

最近は男の人が居ても普通。
流行りのインスタ映えの商品も多いし。

番号札の乗ったトレイをテーブルに置きソファに座る。

もう少しでテソンさんと会うのか…
なんか会うの怖くなって来たなぁ…
テソンさんがくれたドレスの写真を見ながらため息をつく

そこにトレイに私が注文したものを乗せてゆきが来る。

ゆき「なんかあったの？」
と言いながらカフェラテとガトーショコラを私のトレイに移しながら言う。
さすがだね。

私はお互い仕事中だから簡単に説明した。
入り口の方でカランと音がして
ゆき「明日ゆっくり聞かせて。」といい戻っていった。