どこかで ページ5
更衣室から着飾った女の子達がどんどん出てきて私達に並ぶ様にソファに座る。
タバコを吸いながらアユとたわいもない話をしてたら店内が薄暗くなって営業仕様になる。
そこから1曲流れて、終わると朝礼が始まる。
そろそろ曲飽きたな〜
そんな事を思ってたら聞いた事ないイントロ。
ピアノの様な音でちょっと切ない感じ。
朝からしっとり系〜？
と思って聞いてたらところどころに入ってくる英語の歌詞。
早口であんまり何言ってるかわからないけど…切なくなる。
しかも日本語だけど日本人の発音じゃない感じ。
あれ？なんかどっかで聞いたことあるなこの声。
あ、このラップ調の低い声素敵。
そしてサビへ。
どれだけの時が過ぎ〜こんなにも君を思い
もう心壊れてしまえ 二度と会えないのなら
ズキっ
胸の奥が苦しくなる
そこから耳を澄まして聴き入る。
まだ少し胸の奥は苦しいけどもっと聴きたい。
なんて思って聴いてたらあっという間に終わって朝礼が始まる。
ぼーっとしてたらアユ声かけられて我に帰る。
点呼を取り朝の挨拶をする。
そして営業が始まる。
待機シートに移動する途中私は男子スタッフに
「今日の朝礼の曲誰の歌？？」
朝礼の時の曲は男子スタッフの気分だから。笑
男ス「あ！BIGBANGだよ！良い曲でしょ？」嬉しそうに教えてくれた。
「ほーん fantastic babyくらいか知らないからわかんなかった笑」
男ス「気に入ったならアルバム貸してあげるよ！」
と会話して待機シートへ。
BIGBANGか〜
k-popは全然聴いたことないからなぁ〜
なんて思ってたら早速お客さんが入ってきて本格的に営業スタート。
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作者名：なな | 作成日時：2017年12月21日 16時
