その未来への (ページ30)

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お礼-テソン- ページ30

ユナちゃんのおかげでレコーディングがいつもより上手くいってヒョンに褒められた～！
なにかお礼したいな…

あっ！！
テソン『マネヒョン、ドレスのお店探してください』

マネ『は？』

テソン『レコーディングが上手くいったので』

マネヒョンは苦笑いしながらスマホで色々探してくれた。

何軒か候補に挙げてこの会社とユナちゃんのお店のちょうど間にあるお店に決めた。

テソン『今から行きます！』

マネ『いや、まだ夕方だぞ？ああいうところは大体夜からだけど？』

テソン『サプライズなのでお店の人に渡してユナちゃんに渡してもらいます』

また苦笑いをしながらも上着を着て荷物を持って一緒に駐車場へ。

マネ『大丈夫なのか？』

テソン『大丈夫です。僕は彼女を信じてます』

マネ『信じるって…昨日会ったばっかりだろ？』

テソン『そうです。でも目を見れば分かります』
力強く言った。

しばらくしてお店に着く。
変装してるからか気付かれてるのか分からないけど髪がすっごいクルクルでメイクもすごくて特にまつ毛がバッサバッサなお姉さん達がチラチラ見てくる。
いやそうか…こんな派手なドレスのお店に変装した男が居たら怪しいよな…笑
なんて考えてたら1着のミニドレスに目を奪われて

テソン『これだ…』思わず出てしまった。

昨日お店で会った時は綺麗な感じでロングドレスがすごく似合っててミニドレスはあんまり合わない様な雰囲気だった
でも僕は朝ぶつかった時のユナちゃんのイメージしかしてなかったからこのドレスに目を奪われたんだ…

ドレスを手に取りレジへ向かう。

会計を済まして車に戻る。

そしてユナちゃんのお店へ。

17時前だ…
まずお店開いてるかな…
ここに来て一番大事な事を思う…笑

お店のすぐ横に車を止めて階段を登りお店のドアに手をかける

あっ…開いた…

昨日ユナちゃんと会った時はほぼ真っ暗だったけど今は明るい。

テソン「すみませーん」と顔だけ出していう

はい！と聞こえたと思ったら昨日のスーツの男の人…スンリが言ってた男子スタッフか。

男ス「あっあれ？昨日の？すみません、お店まだなんです。」

テソン「あっちがいます！これ！ユナちゃんに渡してほしいんです。サプライズで。出来れば自然な感じで…」
とドレスの入った紙袋を渡す。

男の人は紙袋を受け取り中を覗く。

男ス「分かりました！あっお名前は？」

テソン「いや、内緒にしてください」

不思議な顔を横目に頭を下げてマネヒョンの車に戻る。