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"でもね…？
ぬらりひょんの畏れっていうのも、戦えるほどじゃない"
『え？』
"わたしがあなたに戦って欲しくなかった。
普通に恋して、普通の女の子として生きて欲しい"
『妖の時点で、もう普通じゃないけどね』
"ふふ、たしかに"
…
"みんなのこと…
黒田坊のこと…お願いね"
『…！』
Aはゆっくり大きく頷いた。
『ねぇ、ここに来たら、また話せる？』
莉音は横に首をふった。
"ううん、これが最初で最後。
もう会えない"
『そう…なんだ…
寂しいね…』
"なにかわたしに聞きたくなったら、あなたの中にある記憶に聞けばいいよ"
莉音はそう言って、Aに笑いかける。
『そう…だね』
"じゃあね…"
『うん…ばいばい…』
そして…
Aが瞬きをして、次に目を開けたときには、莉音の姿はどこにもなかった。
『……ふーー…』
Aは目を瞑って息を吐き、もう一度目を開ける。
『…よしっ！』
「……A様ー…！」
『…っ！』
遠くから黒田坊の声が聞こえた。
やはり、心配して迎えにきたようだ。
Aはニヤリと笑い、黒田坊のほうへ全速力で走った。
「え、え、え！？」
下り坂を利用して物凄いスピードで突進したAを黒田坊はうまく受け止めることが出来ずにゴロゴロと転がった。
止まったときには、仰向けの黒田坊の上にAが乗っていた。
「ちょっと！A様！
なんですか急に！びっくりしますよ！」
『もーー！
男なら、ちゃんと受け止めてくんないと！』
「ふっ、そんな理不尽なっ！」
そう言って、黒田坊は笑う。
『…』
Aは黒田坊をじっと見つめた。
「A様？
そろそろ、退いてくださいますか…？」
『いや！』
「えぇ…！？」
覚悟しとけ！この色男！
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怜。(プロフ) - 福寿茶寮さん» あ、この作品だけじゃないですね…笑、結構消すの忘れてますね…なおします！ (2021年11月16日 11時) (
レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 福寿茶寮さん» あぁ！すみません！以前そのパスワード付きの話を書いたときにこの作品に宣伝として記載したのですが、今回更新するときに見逃してました！すみません！ (2021年11月16日 11時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - 何故,ﾊﾟｽﾜｰﾄﾞ付きの話を宣伝してるのですか？ (2021年11月16日 9時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - これからの更新も凄く楽しみにしてます。(⌒‐⌒) (2020年5月3日 14時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - たかめいさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！ (2020年5月2日 22時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜 | 作成日時：2020年4月25日 16時
