笑ってよ ページ30
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『……あーーー！もう！』
「「「…っ！」」」
Aはﾊﾞﾝｯと立ち上がった。
『ダメだ、コレ！わたし、この雰囲気ダメだ！
莉音はこんなこと望んでないっ！！
莉音だって一生懸命だった！
みんなを笑わせたくて、みんなに苦しんで欲しくなくて、悲しんで欲しくなくて！
結果的にこうなっちゃったけど！
こんな暗いの、莉音だって望んでない！
笑ってよ！みんな！莉音のために！』
そう畳み掛けるように言ったAの瞳には涙が滲んでいた。
そのまま部屋を飛び出した。
間髪入れず立ち上がった黒田坊に鯉伴が声をかける。
「黒、Aのこと頼んだぞ」
「はい！」
黒田坊はAを追いかけた。
「なぁ、みんな…」
鯉伴に皆が注目する。
「Aがここに来てからの十年。
Aのおかげで、ずいぶん明るくなっただろ？
Aはあいつが残してくれた"新たな希望"なんだよ。
あいつは一生懸命に俺らを守ろうとしてくれてた。
俺らが楽しく生きることが、あいつにとっての喜びなんだと思うんだ。
だから… 莉音の想いに応えてやろう」
俯いていた皆が顔を上げ、周りを見た。
若菜は寿命で亡くなってしまったにしても、莉音以外は誰一人として欠けていない。
これが、莉音が精一杯守ろうとしてくれた結果なのだと実感した。
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怜。(プロフ) - 福寿茶寮さん» あ、この作品だけじゃないですね…笑、結構消すの忘れてますね…なおします！ (2021年11月16日 11時) (
レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 福寿茶寮さん» あぁ！すみません！以前そのパスワード付きの話を書いたときにこの作品に宣伝として記載したのですが、今回更新するときに見逃してました！すみません！ (2021年11月16日 11時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - 何故,ﾊﾟｽﾜｰﾄﾞ付きの話を宣伝してるのですか？ (2021年11月16日 9時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - これからの更新も凄く楽しみにしてます。(⌒‐⌒) (2020年5月3日 14時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - たかめいさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！ (2020年5月2日 22時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜 | 作成日時：2020年4月25日 16時
