七海建人の限界オタクは呪霊操術師に恋される 2【呪術廻戦 / 夏油傑 / 七海建人】

胸糞悪い気分 ページ27

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Aside





状況が落ち着いて、私たちは補助監督さんの車で帰ることになった。



高速を走る車の窓からずっと外を見つめる。



事が片付いた安心感。

傑に対する感謝。


そういう気持ちはもちろんあるが、結局、胸糞悪い気分が私に残った。






＿＿＿僕たちの使命は…？


 
 子どもたちがあんな顔であんなことを言うなんて。




『…はぁ』
 



−−−−−
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夏油side





Aの様子がおかしい。


さっきからずっと窓の外を見て、車の中で一言も話さない。


思ったより、呪霊による影響が"少なくて"、この件の後片付けはスムーズにおこなえたはずなのに。




「…A？どうした？」

『…うん？』

「なんかあった…？」


『いや…

私…捻じ曲がった宗教とか嫌いでさ、周りに害しか及ぼさんから…

そういうのはさ…根絶しないと…』
 


 
そう言ったAの瞳孔は開いていた。



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