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何百体もの特級呪霊 五条side ページ10

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五条side






「…」




また沈黙が流れた。

その人が誰かを殺すわけでもなく、何もない時間がずっと続いていた。


正直居た堪れない…






「貴様ァ!!この宙ぶらりんはなんだ!!殺すなら殺すでどちらかにしろ!!」と頭火山が叫んだ。


『はいはい黙りましょうね〜
まぁ、俺が殺してもいいんだけど、それじゃ面白くないからね』



「っ!」





俺が殺しても面白くない?

じゃあ、誰が…?





そのとき、



「…っ!」



僕の足元の水面にヒビが入り、僕は瞬時に後方へ飛んだ。




ドクン



僕の心臓が大きく鳴った。

嫌な感覚だった。




そのヒビが段々と大きく開いていくと同時に…





…なんだ…!?

この呪力の大きさは…!



特級レベルがゴロゴロ…

何十体もの…いや、そんなもんじゃない。

何百体もの特級呪霊がこちらに迫る感覚。







「五条先生…!
これ、やばいよ!」





悠仁が僕に叫んでいる。



分かってるよ。


やばいことくらい。


やばすぎるよ、こんなの。







「どうすんのよ!これ!」





野薔薇も叫んでいる。



分かってるってば。



でも、今の僕の頭は正常に働いていなかった。



ただ一つわかっていたのは、それが敵だったとしたら、最強の僕でも負けが確定するほどの呪力の大きさであることだけ。






『俺の役目はここで終わりかな』


「っ!?」





そう言ってその人は意識を失い、Aの体は目を瞑ったまま仰向けで宙に浮いていた。




.

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マニ。(プロフ) - 怜。さん» ✉️。有難うございます!そちらのボードの方に返事送りました!ボード返事待ってます! (1月1日 20時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私でよければ! (1月1日 20時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 怜。さん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?お返事お待ちしています (1月1日 18時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - みちゃきさん» コメントありがとうございます😭嬉しいです! (12月11日 13時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
みちゃき(プロフ) - 番外編のお話楽しく読ませて頂きました。 (12月11日 8時) (レス) id: 11e4934a1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜。 | 作成日時:2023年11月3日 23時

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