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全てが繋がる 五条side ページ14

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五条side






「それは本当かい…?悟」





傑のガワを被った何者かが急に会話に割って入ってきた。

僕はそいつを睨み付ける。




「…"お前"が僕を名前で呼ぶな」


「まぁまぁ…いいじゃないか。

…外からの力というのは、奴良Aのその身体…負の感情のみから生まれたモノがやったのはここにいる全員が見ている」






「っ!」


僕は結局あの人に助けられていたのか…








「だが…その初めから中ですでに力が加わっていたというのは、どういうことだい…?」





そう言ったそいつの頬が引き攣り、眼光が鋭くなった。






なんだ…?知らなかったのか…?






「…正の力だよ。
僕も詳しくはわからないけどね」

「正の力ってことは反転術式?」




「…あぁ」





そのとき、そいつはギリッと歯を噛み締めた。





…なるほどな、僕がこんなにもはやく封印を解いたのは想定に入っていなかったということか。




いや…そもそもこの状況自体想定外だろうけど。





僕は笠の男に視線を向けた。






「…!悪い、邪魔が入った」

「いや、かまわぬ」




その笠の男は少し考え込んでいる様子だった。





「…?」



そのとき、僕はふと思った。




…ちょっと待て。

そういえば、Aの弟は「姉がお世話になったようで」と言っていた。

つまりは、"今のA"が彼らと会ったということになる。




「っ!!!」



前の世界に戻ったということか…?




__だから、凛じゃねぇっつってんだろ



あの人はAの負の感情のみから生まれたと言っていた。

それだけがAの身体の裡に残って、"A"は前の世界に…



__身体はお前が守れよ、黒


身体は…





全てが繋がる。





「Aは…君たちの世界に帰ったの…?」


「…あぁ、そうだ。
悪いがそこで姉貴からこちらの世界のことをいろいろ聞かせてもらった。
プライベートなこともあるだろうが、俺らがこの世界に乗り込む以上仕方ないだろう?」



「…そう、だね」





「時にお主、その袈裟の男とは友人ではなかったのか?」





笠の男がそう言った。



さっき考え込んでいたのはそういうことか…





「…裡が違うんだよ。
親友の身体はただ利用された」





「…なるほど」




笠の男は小さく息を吐いて言った。











「お主は…A様と会いたいか?」



僕はパッと顔を上げた。




「もちろん会いたい…会えるものなら!
会って謝りたい…!」



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マニ。(プロフ) - 怜。さん» ✉️。有難うございます!そちらのボードの方に返事送りました!ボード返事待ってます! (1月1日 20時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私でよければ! (1月1日 20時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 怜。さん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?お返事お待ちしています (1月1日 18時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - みちゃきさん» コメントありがとうございます😭嬉しいです! (12月11日 13時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
みちゃき(プロフ) - 番外編のお話楽しく読ませて頂きました。 (12月11日 8時) (レス) id: 11e4934a1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜。 | 作成日時:2023年11月3日 23時

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