彼女からのメッセージ ページ8
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七海side
ある一仕事終えた日の夜。
＿＿＿23：45
私は、自宅でシャワーを浴び終え、浴室を出た。
タオルで髪を拭きながら、徐にスマホを手に取ると、
「っ！？」
"七海、今暇？
暇なら◯◯公園に来れない？"
という彼女からのメッセージが届いていたのは10分前。
「公園…？」
突拍子もない彼女の御所望に応えない選択肢などなかった。
シャツを着て、一応外に出てもおかしくない格好で、彼女のもとへ急いだ。
5分程度でその公園に辿り着くと、
キー…
夜も深いのに、遊具が動いているような音が聞こえてくる。
ブランコに乗っている彼女の後ろ姿を見つけて近づき、そのゆらゆら動いているブランコを止めた。
『お一そ一いー』
彼女は驚きもせず、振り返ることもしなかった。
「…分かってましたか？私が来たこと」
『呼んだのは、私だし。
それに、七海の気配が私にわからないとでも？』
「っ！」
ああ、ほら、まただ。
また、殺し文句。
やっと振り向いた彼女の瞳は月明かりに照らされて、"きらきらと輝いていた"。
「なにをやってるんですか、こんなところで。不審者扱いされますよ」
『大丈夫。私、美人だから』
「どんな理屈ですか」
『にしても…』
彼女は私の格好を上から下までじーっと見た。
『七海にしては随分緩い格好してるね？』
「はぁ…貴女は私がずっとスーツ着てるとでも思ってるんですか」
『いや、こんな七海見たの私だけかなって思
っただけ』
「…」
騒つく。
彼女の言葉に胸が騒つく。
だけど、彼女はきっと深い意味でなんか言っていない。
せいぜい私の反応を見て楽しんでいるだけだ。
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怜。(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけるのすごく嬉しいです！ (11月29日 23時) (
レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - サイコーすぎて泣いた…… (11月29日 8時) (レス) @page47 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 真さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです😭😭無事に完結できました！ありがとうございます！ (8月21日 23時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - これからの更新が楽しみで仕方ないです！！！！！これからも頑張って下さい！！！！ (8月21日 1時) (レス) @page46 id: dec522902b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜。 | 作成日時：2023年8月2日 23時
