彼女との任務 ページ5
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七海side
「はぁ…それよりも、何か用があったんじゃないんですか」
「あっ、そうそう!
Aと任務だってさ!」
「はい?彼女も一級術師ですよ?」
「まあまあ、ほれ!夜娥学長から預かってきたやつ!それ見りゃわかるけど、一級呪霊なんだけど特級になる確率が高いんだとさ!」
私は五条さんに渡されたタブレットを受け取り、内容を確認する。
「…まあ、でも正直?
僕もおかしいとは思うんだよね〜
何かが仕組まれてるって感じ?」
「仕組まれてる…?」
「でもまあ、とりあえず行ってきてよ!」とぽんと肩を軽く叩かれた。
「あとさ、ついでにAに聞いてきてくんない?」
「何をですか?」
「最近なんで任務に出ないのか?って。
今回の任務が久々なんだよね」
確かに、この狭い世界では、こないだの任務でどうだったかとか、誰々が特級相当を倒しただとか、結構情報は入ってくるものだ。
だが、彼女の場合、そんな情報はないに等しい。
こないだトイレで会ったのも、数年ぶりだ。
まあ私が、家庭がある彼女のことを避けてきた結果なのかもしれないが…
「わかりました」
「ん!じゃ、よろしくぅ!」
五条さんに背を向けて歩き出す。
「あ、それと七海!」
その声に振り向くと、
「Aのこと、相談したいならちゃんと
聞いてやるから」
「…!…五条さん」
「ん一?」
「…熱でもあります?」
「ひどっ!!」
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怜。(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» コメントありがとうございます!そんなふうに言っていただけるのすごく嬉しいです! (11月29日 23時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - サイコーすぎて泣いた…… (11月29日 8時) (レス) @page47 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 真さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです😭😭無事に完結できました!ありがとうございます! (8月21日 23時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - これからの更新が楽しみで仕方ないです!!!!!これからも頑張って下さい!!!! (8月21日 1時) (レス) @page46 id: dec522902b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2023年8月2日 23時