動揺 ページ37
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七海side
その後、五条さんから手紙と同様の内容を聞いた。
「そう、ですか…」
「あれ…？なんかそこまで驚いてない…？」
「驚いてます…驚いてますけど、そのことはつい今し方、手紙で読みました…」
「手紙…？
…まさか、それAから？」
「匿名でしたけど、それに付着していた僅かな血痕が…Aさんのものだと示したそうです…」
「…！血痕…
まずいぞ、七海」
「え？」
「僕たちはAを呪っていた奴らから話を聞いたんだ。
奴らが呪詛師であることを誰かにいうと、命が奪われる…って」
そこからは正直覚えていない。
いつのまにか走っていて、彼女に縁のある場所を片っ端から探した。
最初に彼女に電話をかけるのが一番はやいという考えに至ることさえなかった。
五条さんからの電話を切っていないことも、忘れていた。
それほど動揺していた。
こんなにがむしゃらになっていても意味がないと自覚した時にやっと、私はもう一度スマホを耳に当てた。
「七海！七海！」
「…はい」
「あ、やーっと出た！！
あのなぁ、七海のことだからAのこと探し回ってるんだろうけど、それもわかるし僕らも探すけど、冥さんに協力を仰いだから！！大量のカラスの目があるから！
何かわかったら連絡しろ！
あと、Aに電話かけても無駄だぞ！
あいつ携帯解約してるから！」
「わかりました…」
Aさん…どこなんですか…
お願いですから…
私は自分のスマホを強く強く握りしめた。
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怜。(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけるのすごく嬉しいです！ (11月29日 23時) (
レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - サイコーすぎて泣いた…… (11月29日 8時) (レス) @page47 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 真さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです😭😭無事に完結できました！ありがとうございます！ (8月21日 23時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - これからの更新が楽しみで仕方ないです！！！！！これからも頑張って下さい！！！！ (8月21日 1時) (レス) @page46 id: dec522902b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜。 | 作成日時：2023年8月2日 23時
