這い上がれないほど ページ13
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七海side
彼女に溺れ、彼女を愛するのは、決まって金曜日の夜だった。
相変わらず、とてつもない色気を纏った彼女からの誘惑。
もはや、逃れたいとも思わない。
…
現在、彼女は私の膝に向かい合わせで乗り、肩に両手を置いている。
『ねえ、七海』
そう言って挑発的な表情を浮かべる彼女に私はもう這い上がれないほどに堕ちている。
「…なんですか」
私はそう言いながら彼女の頸を優しく撫でた。
『あたってんだけど?』
彼女はニヤリと口角を上げる。
「…しょうがないでしょう」
『興奮してんだ?私で』
「そりゃ、してますよ…」
貴女に触れてるんですから。
…
こうして、また、私は過ちを繰り返す。
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怜。(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» コメントありがとうございます!そんなふうに言っていただけるのすごく嬉しいです! (11月29日 23時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - サイコーすぎて泣いた…… (11月29日 8時) (レス) @page47 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 真さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです😭😭無事に完結できました!ありがとうございます! (8月21日 23時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - これからの更新が楽しみで仕方ないです!!!!!これからも頑張って下さい!!!! (8月21日 1時) (レス) @page46 id: dec522902b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2023年8月2日 23時