緩んだ笑顔 伏黒side ページ37
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伏黒side
そのときの、Aの笑顔は見たことのないほど緩んだ笑顔だった。
釘崎の言動がAに刺さったんだろう。
だが、この笑顔の根底にあるのは、きっと五条先生の存在だ。
"五条先生のことを好きになっていいんだ"…っていう。
「…はぁ」
『恵…どうした…?』
そう言って、ため息をついた俺の顔を心配そうに覗き込むA
だからきついんだよな、この距離…
どうしても鼓動が速くなる。
「…なんでもねぇよ」
『…そ…?』
たしかに俺はAに惹かれている。
だけど、俺じゃAを守れないのはわかりきっている。
複雑だが、さっさと先生とくっついてAのことを存分に守ってくれりゃいいとさえ思う。
じゃないと、Aがひとりになる一方だし、
俺が…我慢できなくなる一方だ。
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怜。(プロフ) - きょさん» コメントありがとうございます!あれ?書いてるはずです…更新されてないんですかね…? (1月12日 12時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
きょ - あの面白いんです!けどオチとかを目次に書いてたら分かりやすいです!もし書いてあったらすみません🙇 (1月12日 6時) (レス) @page36 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!本当に本当に励みになります😭 (5月8日 19時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても面白いです。更新待ってます (5月7日 20時) (レス) @page26 id: b6e4e5edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2022年11月2日 23時