敵襲 * ページ26
.
Aside
わかんないよ。
この場所の地面が盛り上がって呑み込まれるような感覚を味わったなんて。
何が原因でそうなったかも、それがいつ起こるかもわからない。
だけど、それがまずいことであることだけはわかる。
どうしたらいい…
「『っ!!!』」
今、空気が揺れた。
得体の知れない何かがきた感覚。
わたしと東堂は一瞬目を合わせた。
『特級だ…』
「あぁ…」
そのとき、空が暗くなってきたのがわかった。
『帳…?』
「これは…もう完成してんな」
『東堂、行くよ!』
「わかってる!俺に命令すんな!」
…
わたしは走りながら考えていた。
これは、なんの帳なんだ…?
「おい、あれ…!」
『…!!』
わたしたちの視線の先に、巨大な木の幹が異様なスピードで伸びていた。
その伸び続ける枝先に視線を移動させると、恵と真希さんと狗巻先輩と加茂さん。
直感的に思った。
あれと戦うには変化をしないといけない。
だけど、変化するのを見られるのは…
現段階でも、この地に知らない呪力が増えているのはわかっていた。
つまり、あれ以外にも敵がいる。
それに乗じて…
"私"も敵だということにしようか…?
.
647人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
怜。(プロフ) - きょさん» コメントありがとうございます!あれ?書いてるはずです…更新されてないんですかね…? (1月12日 12時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
きょ - あの面白いんです!けどオチとかを目次に書いてたら分かりやすいです!もし書いてあったらすみません🙇 (1月12日 6時) (レス) @page36 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!本当に本当に励みになります😭 (5月8日 19時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても面白いです。更新待ってます (5月7日 20時) (レス) @page26 id: b6e4e5edf5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:怜。 | 作成日時:2022年11月2日 23時