検索窓
今日:43 hit、昨日:10 hit、合計:64,602 hit

途轍もない振動 東堂side ページ24

.
東堂side








「やっと会えたなあ!!奴良A…!!」






俺がいく先の木の上に奴は座っていた。






『はぁ…そうだね。

じゃあ、始める…?』






そのとき、そう言って少しだけ首を傾げた奴のまわりの空気が明らかに変わった。






なんだ…?

自分の手が震えているのがわかる。






「はっ…!」






これ武者震いか…!?





「こんなに激るのは久々だ…!」





『そりゃあ…よかった』






その瞬間、奴が消えた。




「っ!!」






背中に何かを感じ、本能で呪力を込めた。




「ウッ」



が、腰のあたりから体の中にまで、途轍もない振動が広がっていく。





これ…ただのパンチかよ…!

あんなほっせえ腕で…!





「お前…近接いけるじゃねぇか…」




『近接メインで特訓してきたからね。

でも、得意分野は刀だよ』




「はっ!だったら、さっさと刀出しやがれ」


『近接で分が悪そうだったらね』




「…てめぇ…!」















近接では拮抗していた。

この俺と、だ。



奴は、呪力の込め方が上手すぎるほど上手い。

本能で戦い方が分かっているんだろう。




それに、殴っても殴っても完全に入った感じがしねぇ。

うまく受け流してすり抜けていく感じだ。







こんなもん、二級なわけねぇだろ。





一級か特級レベルだ…!




.

今までにない手応え 東堂side→←赤血操術 伏黒side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
647人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

怜。(プロフ) - きょさん» コメントありがとうございます!あれ?書いてるはずです…更新されてないんですかね…? (1月12日 12時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
きょ - あの面白いんです!けどオチとかを目次に書いてたら分かりやすいです!もし書いてあったらすみません🙇 (1月12日 6時) (レス) @page36 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!本当に本当に励みになります😭 (5月8日 19時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白いです。更新待ってます (5月7日 20時) (レス) @page26 id: b6e4e5edf5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:怜。 | 作成日時:2022年11月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。