彼女の本気 伏黒side ページ22
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伏黒side
「残り4人、か…」
禪院先輩が考え込むように腕を組んだ。
『東堂はわたし一人でやります。足止めが必要ですよね。
それに…約束もしてしまいましたし』
Aは少し困ったように眉を下げた。
約束…?
あぁ…東堂と禪院先輩が来た時のか…
「A、別に義理通さなくてもいいんじゃねぇの?」
「うん…でも、ちょっと本気でやってみたい相手ではあるんだよね」
少し目を伏せてそう言うAの口角は上がっていた。
それを見た瞬間、またグイッと心のなにかを持っていかれて、Aの本気を見てみたいと心底思った。
「わかった…」
俺は先輩たちに向き直った。
「…じゃあ、俺らは呪霊祓いにいきますか?
無理して京都校と対峙する必要ないと思いますし」
「まぁ、そうだな。
索敵できるやつは分かれていた方がいいだろうから……私と恵、パンダと虎杖、棘と野薔薇に分かれるか」
「じゃあ、京都校と対峙したときは臨機応変にってことだな〜」
「しゃけ」
「おす!了解!!」
「わかったわ」
「じゃあ…解散!!」
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怜。(プロフ) - きょさん» コメントありがとうございます!あれ?書いてるはずです…更新されてないんですかね…? (1月12日 12時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
きょ - あの面白いんです!けどオチとかを目次に書いてたら分かりやすいです!もし書いてあったらすみません🙇 (1月12日 6時) (レス) @page36 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!本当に本当に励みになります😭 (5月8日 19時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても面白いです。更新待ってます (5月7日 20時) (レス) @page26 id: b6e4e5edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2022年11月2日 23時