呪術の世界に女神が舞い降りた。【呪術廻戦】【ぬらりひょんの孫】

最大限の畏れ　＊ ページ40

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Aside





変わらないんじゃなくて、"変われない"

つまりこのバケモノが完全に世に解き放たれたのか…？



私はごくりと息を飲んだ。





…いや、悠仁のことだから、きっと戻るだろう。

それまで私は耐えなければ…





『宿儺…悠仁はきっと戻る。
だから、それまで「いや、戻らない」





そう勝手に決めつけた宿儺を私はギロリと睨み付けた。

最大限の畏れを解き放って。





「っ！？」


『黙れ…
それはお前が決めることじゃない』





すると宿儺はニヤリと口角を上げた。



「ふっ…やるねぇ…お前。

…そんなお前を尊重して俺も最初から本気出そうか」




奴も自身の呪力を解き放った。





やるしかない…


私が体勢を整えたと同時に、奴は踏み込んだ。





…来る…！







「あ…？」


気がつけば宿儺は私の背後にいた。





あれ…？

これはまずいな






「お前には多少本気を出さなければならないと思ったが。

ははっ、意外と呆気なかったなぁ。

もっと遊べばよかったかな？」






最後にそんな声が聞こえて…

私は自分から大量の血が吹き出したのがわかった。






ﾄﾞｻｯと何かが倒れるような鈍い音がこの地下に響いた。




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