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初めての任務 * ページ20

.
Aside






「我々の窓が受胎を確認したのが3時間ほど前。
避難誘導9割の時点で現場の判断により施設を閉鎖。
半径500m内の住民も避難が完了しています」





高専の補助監督である伊地知さんは淡々と任務内容を話し始める。






「伊地知さん、質問。

窓って、なんすか?」



悠仁が軽く手をあげて言った。





「窓というのは、呪いを視認できる高専関係者のことです。
術師ではないですが」


「はー、なるほど…」





わたしも知らないことの方が多いから、悠仁と一緒になるほどと頷いた。





「続けますよ。

この少年院には、現在も5名がそこに呪胎とともに取り残されており、呪胎が変態を遂げるタイプの場合、特級に相当する呪霊になると予想されます」



「なーなー、俺、特級とかまだイマイチわかってねーんだけど…」


と、悠仁が恵と野薔薇の方に目を向けると、二人は呆れたように、はぁ…とため息を吐いた。




「では、バカでも分かるように説明しましょう」



そう伊地知さんが言ったとき、わたしもすっと手をあげて、


『伊地知さん、わたしもわからないです』


そう言うと何故か謝られた。




『…?』



「…すみません。
では、説明させてもらいますね。

通常兵器が呪霊に有効と仮定した場合です。
まずは4級、木製バットで余裕です。
3級、拳銃があればまぁ安心。
2級、散弾銃でギリ。
1級(準1級)、戦車でも心細い。

そして特級、まぁクラスター弾での絨毯爆撃でトントンでしょうかね」



『…っ!』

「やっべーじゃん!」





だけど、やっぱりちょっとリアルに想像するのは難しいかもな…

前の世界の妖怪の力と比べられたらよく分かるんだけど…



.

緊急事態で異常事態 *→←死線は何度か *



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怜。(プロフ) - 呪術、魔入間、魔主役、東方、東リベ大好きです(・д・)さん» うわぁ!ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです! (2021年10月8日 1時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
呪術、魔入間、魔主役、東方、東リベ大好きです(・д・) - 投稿頑張ってください! 応援してます! この小説………最&高♪ (2021年10月7日 21時) (レス) @page32 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - kagamikoto08さん» コメントありがとうございました!皆さんの意見が知れるいいきっかけとなりました!ありがとうございます! (2021年9月23日 17時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - kagamikoto08さん» コメントありがとうございます!あー…そうですよね…でもまぁ一応前に書いた作品の主人公が変わらないので名前の変換なしということにしたんですけど、みなさんがどう思ってるかわからないのでちょっとアンケートとろうかなと思います! (2021年9月22日 17時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
kagamikoto08(プロフ) - ぬらりひょんとのコラボが初めてみたので面白いです!今後の展開が気になります。ただ出来れば名前変換したかったです…。 (2021年9月22日 6時) (レス) @page23 id: 7c6ddcdea9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜。 | 作成日時:2021年9月7日 11時

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