呪術の世界に女神が舞い降りた。【呪術廻戦】【ぬらりひょんの孫】

親友になれる予感　釘崎side ページ16

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釘崎side





その後、転生したらしいということやそれに至る経緯なんかを告げられ、私は少々放心状態だった。


いつも非現実な世界を生きているけど、転生なんて。



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私は淡々と話すその子をぼーっと見つめた。





この子は妖怪…つまり呪い…

だけど、転生してきたからなのか他の呪いとは全く違う。

どこがとは明確には言えないけど、絶対に違う。



じゃないと、目隠し先生が連れてくるはずがない。





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その子は話し終わると、私たちの反応を窺うような表情を見せた。





「…あーうん、まぁ、多少ついていけないとこはあるけど……女子同士、改めてよろしく」





私はそう言ってその子に手を差し出すと、嬉しそうに私の手を握り返した。





「Aって呼ぶわね。

私は野薔薇でいいわ」


『わかった！野薔薇！』





そうAが笑ったとき、胸がきゅんとした。





「…可愛い。
あんた、可愛いわ！」


『ふふっ、ありがとう。
野薔薇は可愛さと綺麗どっちもあるね』



「…！ふっ、さすがA！よくわかってる！

…んーでも、原宿にいてもスカウトされなかったのよねぇ」





私はそう言って少し顔をしかめると、



『きっと見る目がなかったんだね』




Aがニコニコしながらそう言った。





私はそんなAを見たとき、彼女とは親友になれる予感がした。


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