呪術の世界に女神が舞い降りた。【呪術廻戦】【ぬらりひょんの孫】

ただの術師ではない子　釘崎side ページ15

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釘崎side






そのAって子の綺麗さに使い物にならない男どもは放っておいて、私はスッと手を差し出した。



「私は釘崎野薔薇。よろしく」




そのとき、その子は一気に表情が明るくなった。






「…ん？そんな喜ぶとこあった？」


『いや、同世代の人にそんなふうに接してもらったの初めてだったから』





その子は照れたように頬を染める。


いや、可愛いな。





「え？どういうこと？
めちゃめちゃ普通じゃない？」


『いや…お家柄とかもあって、あんまり対等に接してもらったことないんだ』


「…へぇ、そう」





なんかいろいろありそうね、この子…




「お、俺、虎杖悠仁！仙台から！」

「…伏黒恵」




やっと、復活したか男ども。



『よろしく』




その子が優しく微笑むと、虎杖は分かりやすく頬を染めて、一方、伏黒はそれを隠そうとして隠し切れていない一番ダサい感じになっていた。




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「ところで…アンタ呪われてるのか…？」



伏黒がその子に向かって少し並んで言った。




確かに。

教室に入ってきた段階からただの術師ではない感じがあった。





「呪われてるんじゃなくて、まんま呪いだよー！」

「「「…」」」




その子の代わりにピースしながらアホみたいな顔して答えたのは、目隠しのバカ。





「「「はぁぁぁぁ！？」」」





その子をチラリと見ると苦笑いだった。





「どういうことなのよ！」




私が目隠しのバカに向かって問いただすと、今度は代わりにその子が答えた。




『わたし、妖怪と人間のクォーターなの』




「「「はぁぁぁぁ！？」」」




本日二度目の叫換が響き渡った。



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