呪術の世界に女神が舞い降りた。【呪術廻戦】【ぬらりひょんの孫】

祓われるべき対象　＊ ページ12

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Aside







転生したのだとしたら、私は何故この世界に連れてこられたのだろう。




私は妖怪で呪い。

ここでは祓われるべき対象…

いや、以前も似たようなものだったか。


呪術師が陰陽師と似たような存在なら、彼らは私を滅するのだろうか。




だが、私は一度死んだ身だ。

未練など前の世界に置いてきた。


今の私がどうなろうが正直どうでもいい。








『…それで、あんたらは私をどうしたいんだ？』


「そうだねぇ…
まぁ、本当なら祓うだろうねぇ…」



五条悟という目隠しした白髪の男がそう呟いた。



『…？』


「でも、君…今は呪力をうまく制御出来ているみたいだし。

人を殺したりするわけじゃないでしょ？」




『…あぁ』



もちろん、人を殺すわけなどない。



むしろ助けたくて…



いや…今はそんなことを考えても仕方ないな。





「てことは、上にもうまく誤魔化せると思うし、大丈夫！

それに僕は最強だから！いろいろと任せなさい！」



『…』



「五条さん、彼女引いてますよ」

「エッ」



『いや、引いてるわけじゃない…

ただ、あんたらが言う呪いというのは、人を殺すのが普通なのか？』




前の世界にももちろん、京妖怪のように非道な妖怪たちはいる。

だけど、反対に人を守る妖怪も大勢いるし、人の想いや願いから生まれた妖怪だっている。





「人を殺さない方が珍しいね。
だって、呪いは人間の負の感情から生まれたモノだから」


『負の感情…？』

「そう！」




似ているとは思ったけど、やはり違う世界のようだ。





「ところで、君…


…何歳？」


『は？』


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