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Aside
「Aさんはお酒弱いんですか…?」
『んー……弱い、のかな…?』
そういえば、最後にいつお酒飲んだんだっけ?
そのとき、ふと昔の記憶が蘇った。
ある日の朝、天元がぐったりしていたときの記憶。
私はその前日には確かお酒を飲んでいたような…?
でもかなり前の話だし、記憶が正しいのかも分からない。
仮に私が弱かったとして、それが朝ぐったり天元の原因になっていたとしたら、私が何かやらかしたのだろう。
それで天元に飲むなと言われるのだとしたら仕方ないことだと、自分を納得させた。
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『…あ、そういえば、天元どこだろ』
私はキョロキョロと辺りを見渡した。
他の隊士たちがお酒や食事を楽しんでいるなか、天元は見当たらなかった。
「…宇髄さんならこんなとき、何が何でもAさんの隣を死守しそうですけどね…」
しのぶの言葉に「はは…」と乾いた笑いが漏れる。
そのとき、何気なく手を伸ばした飲み物を口に運んだ。
「あ!Aさん、それお酒!」
『…?』
ゴクリとその水分が喉を通った瞬間、体温が急激に上がった気がして、息が乱れてきた。
「おっと…?」
しのぶがなにやら困惑しているような表情をしているけど、今の私はなんだかぽやぽやしていてよく分からない。
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怜。(プロフ) - えなさん» 友人の方にお薦めいただけるとは!!こちらも感動しております!今後ともよろしくお願いいたします! (9月1日 1時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - えなさん» コメントありがとうございます!全然読みにくくなんてありません!感想を細かくいただけることが作者としては本当に嬉しいです!感想のコメントは長ければ長いほど嬉しいですのでこちらこそありがとうございます! (9月1日 1時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - これも含めて7個もコメントしてしまって長ったらしく本当にすみません😂 最高の作品ありがとうございました!作者様のこれからの執筆活動も応援しております!!それと周りの鬼滅好きの子にこちらの作品を派手に勧めておきます!!💎✨ (9月1日 0時) (レス) id: e79cecb8f8 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 会ったのは久しぶりです!!このような素敵なお話を書いてくださった作者様に感謝と尊敬を抱いております...!本当に本当にありがとうございました!!そうだ伝え忘れていましたが、キャラクターの口調の再現もとても上手でそれぞれが話し声が頭に浮かんできました! (9月1日 0時) (レス) id: e79cecb8f8 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - すぐ作者様にお伝えしたくて、あと余韻が残りまくりで興奮しているのもあり長文で読みにくい文章になってしまってすみません!また宇髄さんを供給したくなったときにこのお話を再度読めるようにお気に入りに追加させていただきました!こんなに読んで満たされた小説に出 (9月1日 0時) (レス) id: e79cecb8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2021年7月20日 21時