蝶屋敷へ 実弥side ページ20
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実弥side
俺とAと玄弥で談笑しているうちに、Aと玄弥は互いに名前で呼び合うことになり、ちょっと面白くなくなった俺は厠に行くため席を立った。
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厠から戻るときに、
焦っているようにドタドタと走ってきた玄弥と鉢合わせた。
「兄ちゃん!」
「どしたァ…」
嫌な予感がした。
「…俺が宇髄さんの話題を出したとき…Aさんが急に耳を押さえ始めてっ…!!」
「っ!!」
俺はすぐに走り出し、Aのもとへ向かった。
胡蝶が言っていた症状か?
聞いていたのにAと話せる時間が楽しくて、そこまで気にすることができていなかったことに俺は後悔した。
「A…!」
障子を勢いよく開けると、耳を押さえ、唸りながら蹲るAの姿があった。
「A、A!!薬は!?」
『…うぅー…』
Aに俺の声は聞こえていないみたいだった。
ここからだったら、Aの屋敷に戻るより蝶屋敷のが近い。
それに、今のこの症状の発症に少なからず宇髄が関与しているのだとしたら…宇髄のところに戻らない方がいいかもしれない。
そう判断した俺はすぐにAを抱き上げ、蝶屋敷に走った。
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「っ!A!」
蝶屋敷に向かう途中で、Aは俺の腕の中で意識を失って、でも、Aの額や首からは異常なほどの汗が流れていて余計に焦りが募る。
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「胡蝶!!」
俺は蝶屋敷に駆け込んだ。
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怜。(プロフ) - えなさん» 友人の方にお薦めいただけるとは!!こちらも感動しております!今後ともよろしくお願いいたします! (9月1日 1時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - えなさん» コメントありがとうございます!全然読みにくくなんてありません!感想を細かくいただけることが作者としては本当に嬉しいです!感想のコメントは長ければ長いほど嬉しいですのでこちらこそありがとうございます! (9月1日 1時) (レス) id: 65413915ce (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - これも含めて7個もコメントしてしまって長ったらしく本当にすみません😂 最高の作品ありがとうございました!作者様のこれからの執筆活動も応援しております!!それと周りの鬼滅好きの子にこちらの作品を派手に勧めておきます!!💎✨ (9月1日 0時) (レス) id: e79cecb8f8 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 会ったのは久しぶりです!!このような素敵なお話を書いてくださった作者様に感謝と尊敬を抱いております...!本当に本当にありがとうございました!!そうだ伝え忘れていましたが、キャラクターの口調の再現もとても上手でそれぞれが話し声が頭に浮かんできました! (9月1日 0時) (レス) id: e79cecb8f8 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - すぐ作者様にお伝えしたくて、あと余韻が残りまくりで興奮しているのもあり長文で読みにくい文章になってしまってすみません!また宇髄さんを供給したくなったときにこのお話を再度読めるようにお気に入りに追加させていただきました!こんなに読んで満たされた小説に出 (9月1日 0時) (レス) id: e79cecb8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2021年7月20日 21時