嫌な予感 天元side ページ7
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天元side
俺は既に嫌な予感がしていた。
どす黒い雰囲気が漂う場所へ急ぐ。
目と鼻の先の建物の中から、ピーッという指笛の音が聞こえた。
同時にAの鎹鴉の羽音と鳴き声が響く。
「っ!!」
その建物の窓が開いている部屋に勢いよく滑り込んだ。
「A!!!!」
彼女は俺の方に視線を向け、目があった状態のまま、そこにいる鬼の帯の中に取り込まれた。
俺は目を見開いた。
目の前で鬼に取り込まれた。
Aが。
心臓がぐしゃっと握り潰されるような想いだった。
いや、冷静になれ…
さっきのAの目はなんだ…?
怯えた様子じゃなかった。
助けて、というような目じゃなかった。
…むしろ、わざと取り込まれているような…
「…はぁ、」
俺は気を張っていた状態から息を吐き、無駄な力を抜いた。
そうだ…
見ればわかる。
この女の鬼は俺でも始末出来そうだ。
あいつが出来ないはずがない。
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ゆい(プロフ) - 遊郭編お疲れ様でしたー!相変わらず天元様にキュンキュンしながら読ませてもらいました(^^)作者様関西の方なんですね!私関西弁すごく好きなのでバンバン出してってください!笑 これからも、楽しみにしてます(*^ω^*) (2020年9月27日 22時) (レス) id: 197940d511 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - ゆいさん» ほんとですか!?ありがとうございます!原作の天元様が素敵なので、私も天元様を素敵に描けているのならめちゃくちゃ嬉しいです!それと、作者のペースでと言ってもらえて凄く心強いです! (2020年9月7日 17時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 物語の最初から一気に読んでしまいました!天元様素敵さぎますし、夢主ちゃんも強くてかっこいいです。続きがすごく楽しみです。作者様のペースで更新頑張ってください(^^) (2020年9月7日 14時) (レス) id: 197940d511 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2020年9月5日 23時