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何かある ページ14

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そのまま時間稼ぎとともに、躱し続ける天元は横に何かが通ったのを感じた。



そこには彼女の背中と…

頚と胴体が斬り離された堕姫の姿があった。




天元は目を見開いた。


堕姫も何が起こったかわかっていないようだ。




だが、瞬時に状況を飲み込んだ天元はため息をついた。





「…A、おせえぞ」




彼女が振り返る。



『ふっ、ごめんごめん』





「え、え、私斬られた?斬られちゃった?」と動揺している堕姫を横目に、彼女はスッと天元の隣に移動する。






「…なんで、"二人で"だ…?」




『あの女は、話を聞く限り何百年も生きてる。

…でも、なんで?
この女は上弦ほどの力はない。

私がこうやって簡単に頚を斬れるくらいなのに、今までの鬼殺隊にだって、このくらいの実力者は大勢いたはずなのに。

この女と対峙した者たちは殺されてる…』





「……なるほどな」





天元は腑に落ちた。

結果的にこんなにも簡単に頚が斬れるのに、なぜかこの女は現在まで滅されていない。


何かあるのは間違いなかった。






『…天元』


「…ん?」


彼女はスッとしゃがみ込み、天元の脚を素早く止血した。




「…っ!…わり、…」



彼女が天元の止血をしている間、堕姫は頚を斬られたことに動揺し、「わーん!」と泣き始めた。



Aと天元はぎょっとする。




そのまま止血を終えた彼女が立ち上がったとき、堕姫が叫んだ。






「アタシ、まだ負けてないからね!!
上弦なんだから!!上弦の陸なんだから!!
数字もらったんだから!!アタシ凄いんだから!!」




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男らしい背中→←もうちょいだから待ってろ



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ゆい(プロフ) - 遊郭編お疲れ様でしたー!相変わらず天元様にキュンキュンしながら読ませてもらいました(^^)作者様関西の方なんですね!私関西弁すごく好きなのでバンバン出してってください!笑 これからも、楽しみにしてます(*^ω^*) (2020年9月27日 22時) (レス) id: 197940d511 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - ゆいさん» ほんとですか!?ありがとうございます!原作の天元様が素敵なので、私も天元様を素敵に描けているのならめちゃくちゃ嬉しいです!それと、作者のペースでと言ってもらえて凄く心強いです! (2020年9月7日 17時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 物語の最初から一気に読んでしまいました!天元様素敵さぎますし、夢主ちゃんも強くてかっこいいです。続きがすごく楽しみです。作者様のペースで更新頑張ってください(^^) (2020年9月7日 14時) (レス) id: 197940d511 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜。 | 作成日時:2020年9月5日 23時

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