覚悟はある? ページ7
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『奴らは、三人で行動していました…
父親とその息子が二人…
そのうち一人は滅しましたが、現れたのが夜明け前ということもあり、あとの二人には逃げられてしまいました』
「そうか…わかった。
報告ありがとう」
『…いえ』
「ところで…この臨時柱合会議だが…
炭治郎たちへの彼女の紹介と、皆への彼女からの報告の伝達。
それともう一つ、炭治郎、禰豆子兄妹をAにも認めてもらおうと思ってね」
『あぁ…なるほど』
彼女は炭治郎とその側にある禰豆子が入った箱の方向へ鋭い眼差しを向けた。
「…っ!!」
彼女の視線の先の炭治郎は、ビクッと身体が硬直する。
『お館様…』
「なんだい?」
『あの箱に入った鬼が人を喰ったことは?』
彼女は箱に鬼が入っていることは分かっていた。
「いや、ないよ」
『そうですか…』
彼女は二人に近寄った。
『君が炭治郎?』
炭治郎はそうやって聞く彼女から圧を感じた。
「…えと、はい」
『その中にいる鬼が禰豆子だね?』
「…はい」
『一つ聞いてもいいかな?
君は、その子が人を喰らいそうになった瞬間、躊躇わずにその子の頸…
斬れる?
その覚悟はある?』
炭治郎は目を見開いて、下唇を噛んで、少し考えるような素振りを見せた後、
「……はい…!」
そう返事をすると、彼女はふっと笑った。
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怜。(プロフ) - Ach1ch1さん» こちらこそありがとうございます! (2021年10月5日 13時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
Ach1ch1(プロフ) - ありがとうございます(^^) (2021年10月5日 8時) (レス) id: 7c41a08aa3 (このIDを非表示/違反報告)
Ach1ch1(プロフ) - 白い世界へのパスワードを教えていただきたいです。 (2021年10月4日 20時) (レス) id: 7c41a08aa3 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - 有紀さん» 白い世界へのパスワードをお伝えしていたのですが、コメント欄にてそのパスワードが誰でも見れる状態が続いていたので、消させていただきました…!すみません!もし確認されていないようであれば、もう一度お伝えいただけると幸いです! (2021年9月21日 23時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
有紀(プロフ) - 初コメがこれで失礼いたします。白い世界のお話を読みたいのでパスワードを教えて欲しいです!よろしくお願いします! (2021年8月30日 19時) (レス) id: 6e9316e3b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜。 | 作成日時:2020年6月26日 15時