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白菊姐を味方に ページ27

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その"白菊姐"とやらがいる部屋に連れてこられた。





「…どちらさん?」



そう綺麗な声で言った白菊はAとは違うタイプの美人だった。

白菊もとんでもない美しさを持ち合わせているが、路地で彼女を見た時のような衝撃はなかった。

このとき、俺にとっての彼女は特別なんだということを自覚した。





『白菊姐、この人は"義賊さん"。
味方になってやってね』




彼女と白菊は言葉数が少なくてもそれだけで通じ合っているようだった。




「あちきは白菊でありんす。
どうぞよしなに」






白菊が丁寧に一礼した。

それに釣られて俺も頭を下げる。




『あ、そういえば、自己紹介も何もしてなかったね』





彼女がふと思い出したように俺の方を向いた。





『私は"A"、この見世の第二花魁。

で、白菊姐は第一花魁で、彼女と私の禿である紀乃』



「わっちは紀乃、八歳でありんす」




頑張って廓言葉を使って自己紹介をする紀乃。


その紀乃の可愛さにキュンとしているAを見て、俺は小さく笑った。




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怜。(プロフ) - 時雨さん» ほんとですか!?ありがとうございます!!もしかして水禍の華以外のお話も読んでくださったりしているのでしょうか…? (2020年7月26日 22時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 前からずっと読ませていただいています!怜。さんのお話や書き方すっごくおもしろくて大好きです!陰ながら応援してます! (2020年7月21日 20時) (レス) id: 5e501a5e16 (このIDを非表示/違反報告)
怜。(プロフ) - シルバーウルフさん» ありがとうございます!(^^) (2020年6月30日 0時) (レス) id: 0029dd2ea6 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 楽しかった。(o・ω・o)これからの更新も楽しみにしてるね。(o^O^o) (2020年6月29日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - これからの更新も凄く楽しみにしてる。(o・ω・o) (2020年6月26日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜。 | 作成日時:2020年6月23日 15時

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