私を拾ったのは.........[浦島坂田船] (ページ7)

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睡眠ページ7

なぜか、センラさんのベッドで寝ている。

ことの発端は、誰が私と寝るか。

さっき、私が寝ていたベッドは、うらたさんのベッドらしい。

ジャンケンで、センラさんと寝ることになったらしい。

「A、家出してきたん？」

『…はい。家出、というか…追い出されたというか…』

「そか。明日、日曜やし、買い物でも行こか。服も買わんとあかんやろ？」

『…でも、お金がないんです』

「俺らが買ったるわ、そんくらい」

さすがにそれは迷惑でしょ。

「俺らがすきで買ったろいうてるんやから、そういうのは甘えんと壊れてまうよ？」

『…ありがとうございます…』

目を瞑った。

すると。後ろから温もりを感じる。

センラさんに抱きつかれていた。

『あったかいです…』

「そうか？良かった。おやすみ」

センラさんのその一言で、私は夢の中に落ちていった。