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生徒指導室 ページ16

昼休み。

生徒指導室に再び呼び出されていた。

私の前には澤木と母親。

私の横には先生がいた。

澤木のうでには包帯が巻いてあった。

ヒビが入ったらしい。

「どうしてくれるのよ!来月、ダンスの発表会なのよ!」

澤木の母親は、キンキン声で怒鳴った。

「港川…さんでしたっけ。あなたの親御さんは?」

出た。親御さんは。

いません。まぁ、いるんですけど。ほぼいないに近いんです。

よくわからないでしょ。

「ママ…港川はね…」

知ってるでしょ。私の状況下。さすがにね。

先生がちらっと私の方を見た。

「お母様、もうそろそろ来られるはずなので」

さっき、あの家の連絡先を教えた。

来てくれるかな。

来てくれるわけないよね。

そんなことを考えていたら、扉が開いた。

「遅れてすみません。Aの保護者です」

そこに居たのは、焦った顔の坂田さんだった。

坂田さん→←ケンカ



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作者名:ゆん。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年11月12日 21時

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