王様ゲーム ―再生―

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亜「傷大丈夫だったか？」


涼「なんともなかったよ。ありがとう。2人とも眠くない？」


萩「眠いに決まってんでしょ。でもぎりぎりまで死にたくないし」









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治療が終わるまで待っていてくれた2人にお礼を言う


2人とも眠そうだがコーヒーとか駆使してなんとか眠気を追い払っていたそうだ








これがまだまだ20時間以上続くとなると……


健康に悪すぎるよねこの命令









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亜「なぁ涼太。お前王様ゲームのことどれだけ知ってんの？」


涼「えっと、俺もまだ全然わかってないんだ。でも、王様ゲームは俺が体験したのが初めてではないってことと、一番最初に王様ゲームが行われたのは夜鳴村ってところってことくらい」


萩「どこそれ」


涼「青森の方にあるらしいんだ。でも今は地図からも消されたんだって」


亜「村人が全員死んだから……？」


涼「そういうことだろうね、」









涼「俺、その夜鳴村ってことろに行こうと思うんだ」


亜「え、危なくねぇか？」


涼「危ない、けど、もっといろんなことがわかる気がするんだ」


亜「俺も行こうか？」


涼「え、でも……」


亜「その体で一人で行くとか危なすぎるだろ」


萩「それ必然的に私も行くことになるよね」


亜「なんで？」









萩「だって、守ってくれるんでしょ？」


亜「…えっ、あ、……おう、」








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2人を巻き込むのには抵抗がある


でも協力してくれるっていうのなら


頼らないわけがない









俺ひとりでこの体じゃ亜嵐くんの言う通り大変だ


それに人が多いほどいろんな考えが浮かぶはず









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涼「協力、してくれるかな、」


亜「おう、任せろ」


萩「…しょうがないな」









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