見た目で損してる系男子 【HSJ】

伊野尾慧 ページ41

「おい、無事かー？」


慧「ん、まぁまぁ」


「なんだそれ」



ライブ終わり、明らかにいつもより元気のない慧


今も顔にタオル被せてソファーで寝転んでる



とりあえず買ってきた水を渡すと両手でペットボトルを包む



「…熱あるだろ？」


慧「微熱だから大丈夫」


「お前な…」



軽く叱ってやろうか、

叱るってほどじゃなくても注意喚起ぐらい…


とか思って隣のソファーに座ると



慧「それよりさ、前のJUMPaperどういうつもり？」


「…どうって？」


慧「何のことぐらいか分かってるでしょ
なに考えてあんなこと書いたの」


「バレた？」


慧「あからさますぎ」


「よく見てんなぁ」


慧「誤魔化さないで」


「……まだ考えてるだけだって
ちゃんとメンバーと話しして決めるから」


慧「なら良いけど…中途半端にはしないでよ」


「わかってるって」



ポヤポヤして、自由気ままに見えて実はしっかりしてる慧


なんやかんやグループのこと考えるよなぁ




慧「…なに？」


「いや。さっさと熱下げろよーって」


慧「好きで熱出たわけじゃないし」


「はいはい」

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