見た目で損してる系男子 【HSJ】

薮宏太 ページ39

宏太「ボクシング、やったことある？」


「ない」


宏太「だよね。聞いたことない」



単独舞台ハルが決まって体づくりしようと
思ってるみたいだけど生憎ボクシング経験はない



宏太「ジムってどこがいいんだろ…」


「聞いてみるか？」


宏太「誰に？」


「上田先輩とか、重岡とか」


宏太「ドラマ撮影真っ只中じゃん」


「山田がシャドーボクシングしてなかった？」


宏太「アレ、独学でしょ？」



スポーツジムには通ってるけどボクシングジムに行ったことはないわけでどこがいいとかは簡単にはいえない



「にしても舞台に対する不安感とかはないんだな」


宏太「多少はあるよ？
でも今はボクシングに対する不安が多いから」


「ほー」


宏太「Aも舞台決まったんでしょ？不安感はないの？」


「不安、はないな」


宏太「なんで？」


「どんな作品にしたいか、だとか作品のことを考えてれば不安を感じてる暇ないんだよな
任してもらえたんだからそれに応えるだけ。
不安に思うのはなんか違うなーって自論」



宏太「なのに俺に聞いたんだ」


「久しぶりの舞台だろ？怖いだろ」


宏太「まぁね。それはAの自論？」


「経験論」


宏太「ごもっともだわ」






宏太「筋トレしてるんだけど多少は付いてきたと思わない？」


「ぜんっぜん。細すぎ。腕折ってやろーか」


宏太「もっと頑張ります」


「飯食わなきゃ筋肉つかねーからな」


宏太「はーい」

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