見た目で損してる系男子 【HSJ】

＊ドッキリ ページ18

慧「やーべ、めっちゃ怖かった」


雄也「気、付いてたの？」


「なんか変だなぁ、ぐらいだけどな」


結局Aの人殺すんじゃないかっていう冷たい視線に負けていつも通りの雰囲気に

なったんだけどなぁ…




裕翔「は？だから何？
ヤマはいっつも自分勝手なんだよ！」

涼介「それなら裕翔だって一緒でしょ！？
何もわかってないのに口出しして来てさぁ！」



今度は涼介と裕翔が喧嘩。


今度はドッキリなんかじゃない。ガチ。


いや、最初はただの言い合いだったんだよ？


Aも興味なさそうにしてたし


でも今はただの喧嘩。仕事関係ない


Aもかなりイラついた目してるし…


かなーりやばいやつかも


終わりが見えない喧嘩がさらにヒートアップしそうになった時




「俺、帰るわ」



低い声で一言。それだけで2人の動きが止まる


Aが立ち上がり、楽屋を出て行こうとした



裕翔「まって、今打ち合わせ中だよね」


我を忘れかけてる裕翔はAに食ってかかった


「だから？」


裕翔「途中で帰るのは可笑しいでしょ」


「非生産的な会話しかしてねぇんだから
帰っても問題ねぇだろ？」


裕翔「はァ？」


「意見がぶつかった言い合いなら文句はねぇし口挟まねぇけどよ、お前らがやってんのただの喧嘩だろ？ンなもん死ぬほど興味ねぇ」



明らかにいつもと違う、めちゃくちゃ低い声


自分が言われてる訳じゃないのにすげぇ怖い


ほら、大ちゃん泣きそう。圭人泣いてる


流石に2人もやばいって気づいたらしく塩らしくなる



涼介「ご、ごめん…なさい」


裕翔「…ごめん」


「俺に言うことじゃねぇだろ、ソレ」


裕翔「みんな、ごめんなさい」


涼介「ごめんなさい」



ちらっとAを見ると俺の方見てて
少し気まずそうな顔をする

なるほど、俺にフォローしろと



宏太「いや、いいけど…
これからこう言うのは無しな？」


涼介/裕翔「はい…」



宏太「よし、んじゃ続きやるぞ。
Aも早く席戻って」


「はいはい」







普段仕切らないのにこう言う時はしっかりやる

さすが最年長って感じ？

7→←＊ドッキリ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す