溢れ出した愛の先… 【黄】 (ページ27)

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誕生日企画～4 ページ27

「あの、ね」

二人で笑いあった後

ちょっと真面目な声で話し始めたA

淳太「どした？」

「前、照史くんに『淳太に隠してることないか』って聞かれたの」

淳太「、おん」

聞かせたのは俺やし…

「照史くんから、何隠してるか、聞いた？」

淳太「おおん、教えてくれへんかった」

「その隠してたものっていうのはコレなんだけど」

Aが取り出したのは長方形の小箱

許可を取って小箱を開けてみると

中には腕時計が…しかもただの腕時計とちゃうくて

細かいところに装飾があってかっこええし綺麗

「淳太への、誕生日プレゼントなんだけど
オーダーメイドで作ったから時間かかっちゃって」

淳太「おおきに、めっちゃ嬉しいわ」

不安そうに顔色を曇らせていたAは

安心したようにふわっと笑う

淳太「A、ごめんな？
俺Aのこと疑ってもうたわ」

「誤解が解けたなら、よかったよ」

淳太「ほんま、ごめん」

頭を下げるとあたふたした雰囲気が伝わってきて

ほんま、かわええなぁなんて

「誤解招くようなことしちゃったのは私だし…ね？」

淳太「許してくれるん？」

「もちろん」

淳太「ホンマ好き、大好き」

ギュッと抱きしめると背中に手まわしてきて

絶対離さへんって思いで抱きしめる力を強めた