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黄薔薇9~シンデレラ~ ページ13

「あの、何故名前も知らない貴方とこの様なことになってるんですか!」
「...煩い。」
私の目線からは、この男の人の顔は見えない。
お腹の辺りには私のものではない太い腕が絡まっている。
普通なら照れるのだろうが、この状況が異常すぎて過剰に問いかける。
それを“あんた、可愛くないな”と言われてもどうしようもないのは言うまでもない。
私は何とかこの腕から逃れようと身をよじるが、腕の力が強くなっていく。それでも私は諦めまいと必死に頑張るがこの男の人にとっては私の抵抗などへでもないらしい。
「枕としては悪くないんだ。じっとしてろ」
枕として誉められても何も嬉しくない。
じっとしてることがいい枕への第一歩だとしたらそんな道を歩みたくはない。しかし、私も腕の力が強まりすぎて少々限界が来ている。
私はこの人の思い通りにするしかないらしい。
私が体から力を抜き、抵抗を止めると
「...それでいい。」
今迄の辛辣な言葉とは違い、まるで赤子をあやすような甘い、優しい声。
私は、この声に誘われ、名前も知らない人だと言うことも忘れて眠ってしまった。



「吸血鬼に抱き締められて眠る何て、どうかしてる。」
そう言って彼女の首もとに顔を埋めた。





シュウはシンデレラがベッドから出られるようになるまでこの部屋に来るようになった。

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設定タグ:ディアラバ , 逆巻 , おとぎ話   
作品ジャンル:アニメ
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なわたか - 次回作楽しみにしてますね。 (2016年5月15日 0時) (レス) id: 6e403ba1b1 (このIDを非表示/違反報告)
なわたか - 面白いです!長文新鮮ですね。 (2016年5月9日 0時) (レス) id: 6e403ba1b1 (このIDを非表示/違反報告)
奈良田 - 面白かったです!更新楽しみしています。長文書くのは難しいと思いますが、頑張ってください! (2016年5月2日 2時) (レス) id: e46d3ac99b (このIDを非表示/違反報告)
枢花(プロフ) - はなんさん» そうなんですか!はい!更新頑張ります。 (2016年4月17日 17時) (レス) id: 07601baa8f (このIDを非表示/違反報告)
はなん - 面白かったです!私もシュウさん大好きなので更新待ってます! (2016年4月17日 2時) (レス) id: 9087ff15e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:枢花 | 作成日時:2016年4月17日 2時

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