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上から頑張れの声が聞こえる。
応援してくれている姿が見える。


少し前までは想像もつかないくらいによく周りが見えていて、落ち着いて居られる。


これから始まるというのにもう、このチームでやってこれて良かったなんて、そんなことすら考えていた。





「ウワベの綺麗な言葉は必要ない」


歌い出しは竜平くんの妖艶な歌声から始まり、凌輝くん、蘭くんと繋いでいく。





『増えるだけの荷物はもうBye-bye』


苦手だったここのフレーズも今までより感情がそのまま歌声に乗ったような気がした。





「Move on」


『I got myself』

『I got, I got myself』


あ、これ今までで一番そろってる。
サビからどんどん気持ちが高まっていくようで、それは前にいる翔太くんや天くんの背中からも伝わってくるものだった。





目線、表情、マイクの使い方、意識することはこれでもかという程にあるのに、それすらも楽しんでいた。





2回目のサビが終わり、ラストはダンスパート。


普通ならここまで来ると疲れてくるはずなのに、何故か今回は体力が有り余っているようで、不思議な感覚だった。





そんな状態のままパフォーマンスは終わりを迎えた。





拍手が聞こえて、お辞儀をして、いつの間にか外に出ていた。


「お疲れ。」


熱を持った手で肩を叩いた舜斗は俺の隣に並んでいる。


『うん、お疲れ様。』


ずっと室内にいたからなのか、それとも全てを出し切ったからなのか、空を見上げると驚く程に爽やかだった。

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りこ(プロフ) - 続き待ってます!! (11月29日 23時) (レス) @page16 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayu | 作成日時:2022年11月19日 20時

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