ちょろ杉さん【WT】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:454 hit

01 ページ2

「おい！三馬鹿てめえら！」

緑川「げっ、ちょろさんだ！やばい
よねやん先輩！どうにかしてくださいよ！」

米屋「はあ？おい、弾バカなんかいい策ねえのかよ？」

出水「蜂の巣」

「使えねぇ弾バカだな！」

スドォン

ポロポロと廊下の壁は崩れ、壁ドン状態
勿論、こうするのには訳があった

「また、お前ら、私のちょろ杉とか言うくだらねえ
渾名言いふらしたな！覚悟できてんのか！？」

つまりはこう言う訳である
はじめに考えたのはコイツらでは無いのだが
確実に広めたのはコイツら

「槍バカよぉ、秀次はこの間まで
A先輩って言ってたんだよ、奈良坂もだけど
この際、奈良坂はいい」

米屋「(あ、いいんだ)」

「秀次がちょろ先輩なんて呼び出したのは
十中八九、槍バカが原因だ

連帯責任だ
模擬戦室入れ、ぶっ潰してやる」

親指を下にむけ、3人を睨む

非常に不愉快である
後輩ながらもこんなに腹立たしいのはコイツらだけ

私がP移動のあるランク戦ではなく
模擬戦室にしたのか、それは

玉狛専用トリガーで潰せると言う利点だけだ

出水「っげぇ、もう潰されるのは勘弁だぁ」

米屋「ちょろハンはもう嫌だわ」

緑川「ランク戦じゃなくてよかったよ
今頃ポイントどうなってたか考えたく無い」

げっそりした3人にホイホイと
缶ジュースを投げた

慌ててキャッチした3人は
顔をパァと、明るくさせプシュッと缶を開けた

米屋「ちょろ先輩あざっす！」

緑川「やったー！！！」

出水「(だから、後輩にはちょろいんすよね)」

「で、弾バカ君は、もう30戦戦いたいってぇ？」

出水の心の声はダダ漏れで、私の耳にも届いた
これは許すまじき案件だ

出水「すいません！つい、」

「ついじゃねえ！大体、私はちょろく無い！
後輩がただ...」

ただ、と言うところで言葉が詰まる
言ったらまたチョロいとか言われるのか
不愉快だな

出水「ただ、、なんなんすか？」

「言わねえ、馬鹿にすんだろてめえら」

米屋「焦らしやめてくださ～～い」

「ぶっ潰されてえか」

米屋「それはもう勘弁です」

時枝「おーい、A先輩」

手を振ってこちらにやってくる充
嵐山隊のデキル子、時枝充くん

「充じゃん！どした？」

私は三馬鹿を放って、充の頭をわしゃわしゃ撫でる

「A先輩が見えたので」

「ぎゃ！かわいい！」

補足

可愛い後輩ぶっちぎり1位は時枝くんです
礼儀が良くて、なおかつ可愛い
しかも優しい、Aちゃんからしたら女神