並盛在住ですが黒曜生です 4【REBORN】

第182話『最悪』 ページ33

由依side





昨日、Aに話してしまったからなのだろうか。
偶然にも程がある。

駅でばったりと再会してしまった水川先生。



由「なんで、こんなとこに…」

水「やっぱり由依か、お前にもう1度会いたかったんだ」



やめて、触らないで。
お願いだから。



水「…………ここで騒いだら目立つぞ、そこのマックにでも入って話そう」



半ば強引に連れてこられたマック。
こんな学校の近くの店で……


________本当に最悪。



水「…なぁ、俺たちもう一度やり直さないか？見た目はだいぶ変わってるけど俺はすぐ分かったよ、由依」



やめて、これ以上、私に関わらないで。
そう言いたいのにいざ目の前にすると何も言えない。



背筋が伸びたように凍る。

あの頃は大好きだった笑顔が今は

怖くて仕方がない。


怖い、怖い…




________…誰か助け「あれ？由依？」



「やっぱ由依だ！！何してんのこんな所で……って……お兄さん…？ではないか。兄妹いないはずだよね、確か」

水「き、君は？」

「あ、由依の友達です！…………あ！もしかしてなんですけど、由依が言ってた前の学校の先生ですか？？」

水「……っよく分かったね」

「いや〜由依から聞いて1度会ってみたいと思ってたんですよ〜！」



Aがそう言った瞬間、余計なこと言ってねぇだろうな、というように私を睨みつけてくる先生。

思わずビクッと固まれば先生は取り繕ったように話し出す。




_________息が、苦しい。




水「……っ何を聞いたか知らないけど君も友達ならこの子に言ってくれないかな？教師と生徒は付き合えないって……迫られて困ってるんだよ」



…………まただ、

また……同じことされるんだ、私。



「…………由依、この先生のこと好きなの？」



そんなわけない…。
確かにあの頃は好きだった……っけど！
今更こんなやつ……好きなわけが無い。









「……言わなきゃ分かんないよ、由依」

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