第174話『第1回枕投げ大会』 ページ25
六「……なんで、僕がお前を嫌わなきゃいけないんですか！」
「っだからそれは」
六「お前に怒るのもお前に迷惑かけられるのもいつものことでしょうが！」
ぷっちーん。
私の中の何かが切れる音がした。
「はぁ！？そんな迷惑かけてる覚えないし！！」
六「無自覚ですか！？タチ悪っ！！」
「よろしいならば戦争だ！ナッポーめ！！」
いつの間にか離された腕をいいことに骸の顔面に枕を投げつける。
ボフッといい音が鳴ってニヤリと笑っていれば私の顔面にも枕が返ってきた。
「……仮にもレディーの顔に何してくれとんじゃあ！！！」
六「先にしてきたのはそっちですからね！」
そっからはお互い必死で枕を投げあった。
床に大の字で転がりはぁ、はぁ、と肩で息をする私と骸。辺りは枕から出たであろう羽だらけで本当に汚い。掃除するの誰だと思ってる。
骸の方を向けば頭がボサボサなまま「なんですか？(怒)」と睨まれた。
「……………っふ、あは、あはは！！骸、頭ボッサボサだよ、はは、やばｗｗｗｗｗｗ」
六「はぁ！？それを言うならAもボッサボサですからね？！」
「ふふ、あはは………ふｗｗｗｗｗｗ」
六「…………笑いこらえきれてませんから(怒)」
笑い続ける私の声が聞こえたのか。
隣の部屋からノックが響いた。
千「……骸様、どうしま………何事ですか」
ク「………羽が、いっぱい」
犬「っ絶対Aの仕業らびょん！！」
「掃除は後で骸がしまーす」
六「っほんっとお前は…！」
「何よ？」
六「……ぶ、A……お前だって、顔に羽ついてますよ」
私の顔を見て骸が口を抑えて笑いだした。
「…」
六「……ふ、ふふ………………なんです？」
「…………骸が、笑った」
六「…？そりゃあ、僕も人間ですからね」
「……久々に見た気がする」
六「…は？」
「っ最近ずっと怖い顔してたもん！！怒ってたし！！！」
六「！…」
「もっと笑えばーか！！！」
隙だらけの骸のお腹をくすぐりにかかる。
六「はぁ！？ちょ、ま、A！！ふ、あは、A、やめなさ、ふふ、ははは！」
犬「骸様に何してんらびょん！」
犬に引き剥がされた私は、笑いすぎて死亡している骸を見る。
六「……ぜぇ、はぁ、お前………覚えときなさい……はぁ」
「もう忘れましたー」
六「………はぁ、困った娘ですね本当に」
「………じゃあやっぱ距離置く…？」
骸の顔を見れず俯きながら言えば、片手でほっぺを掴まれた。
第175話『ムカつく』→←第173話『はい無視ですねぇ！！』
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして！今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました！これからも応援してます！！ (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(；；)嬉しすぎます…！最高なんてもったいなきお言葉…！亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます！！！こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ﾟωﾟ｀)！！！ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です！ (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(；；)初代さん…！！zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います！！(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2019年12月25日 12時
