第448話．変人 ページ20
もうちょい岸本side
そこからは、後先なんて一切考えず行動した。
学校に不法侵入して、保健室に行って。
兄だと主張したがもちろん不審がられる。しかしナイスなタイミングでベッドに横たわりしんどそうなアイツと目が合い、
"…せーちゃんのげんかくがみえる"
"……幻覚じゃねーよ。帰んぞ"
"…ふふっ、ぜったぃ、ゆめだぁ。ゆめなら…、あまえとこ、っかなぁ…"
二ヘラ、と力なく笑うA。
兄、はともかく知り合いだということを信じて貰えたので俺はAをどうにかして背負いそのまま保健室を出た。
"…お前家どこ？"
"せーちゃ、なんでいるの…？"
"相変わらずのなんでなんで星人だな。つか家はよ教えろ"
"…すぅ"
ざけんな、と思った。家言ってから寝ろよ、と。
熱により、少しだけ熱い寝息が俺の首元にあたってくすぐったい。しかし、調子悪いのは分かっているが家を教えてもらわないと送れねぇだろと思って校門をくぐった時、
白い車が俺の前に止まる。
そして車の中から出てきた人は、
"あの、その子うちの子なんですけど貴方は？"
まさかの母親(？)が登場してしまった。
いや、顔が似すぎているから絶対A母であることは間違いない。
今の俺は完全に怪しい。
今頃になって後先考えずに動いたことを少しだけ後悔する。
怪訝そうな顔で俺を見るA母になんて言えばいいのか。再び思考をフル回転し、ごちゃつく頭を整理していたその時。
最近バイト先で出会った変人の言葉を思い出した。
"お前接客クソだな、超おもしれーんだけど！！"
"…はぁ"
"接客業としてアウトすぎるけど裏表なくて逆にやりやすいわ"
＿＿＿＿＿＿＿＿…何事も正直が1番ってな！
眩しい笑顔でそう言って笑った変人。
オーナー曰く、元この店のナンバーワン。既婚者で子どももいたけどそれを逆手に取って稼いでいたらしい。
"さすがに俺はおっさん達相手は無理っすけど"
"そうなんだよ、柊。こいつマジでホストクラブを普通の居酒屋にしやがるからな。迷惑きわまりねぇ"
"ひでーな！？確かに俺の客はおっさん多かったけども！"
持ち前のコミュ力の高さで自然体なこの人と話をしたいがためにこの人を指名していたおじさん社長がたくさんいたらしい。
店じゃなくてもできる話をわざわざ店に来て指名してくれていたというのはそれだけこの人のファンだったということ。応援したい、と思って貰えていたということ。
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くうはく(プロフ) - あっぴーさん» 春高でーーーす！！！試合に行くまでにどれだけかかるのかは計り知れません(はよ本編入れ) (4月9日 22時) (
レス) @page27 id: a76df16627 (このIDを非表示/違反報告)
あっぴー - 春高じゃーーーい！ (4月6日 21時) (レス) @page25 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - ?さん» お読みくださりありがとうございます…！！そうです！そうなんですよ…！！はいきゅ夢はずなのに何故かこんな事に…岸もんファンがくうはくを調子のらせるから…(((殴 ようやく春高行きそうなので更新引き続き頑張ります🙇♂️🤍 (3月25日 13時) (レス) id: a76df16627 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 凄く面白いお話で、影山くんにドキドキしました！岸もんのキャラもとても好きですが、オリキャラの方が目立ってる気がしてあれ、夢小説じゃなく、普通の小説見てる？と思ってしまいました…笑それくらい岸もんの存在感に惹かれてるのかもしれません😂 (3月22日 23時) (レス) @page13 id: d882e8170d (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - あっぴーさん» あっぴーさんんん…！！映画で盛り上がってる中くうはくは何故か岸もんで勝負してて、書いてて自分でウケてます🥹💦なので岸もんの反響いただけるととても嬉しいです…；； (3月22日 21時) (レス) id: a76df16627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2024年1月31日 23時
