【HQ!!】1年5組の花巻さんは有名らしい【青葉城西】

第47話．才能の行き場 ページ48

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体育館に戻ると、予想通り岩ちゃん先輩の怒度レベルはMAXだった。顔が般若だもの。


しかし、
帰ってきた及川さんを睨みつけるもすぐに溜息をつく。




岩「おせェよ、クソ川。そんでAまで巻き込んでんじゃねぇ」

『着いてこなきゃどうなるかわかんねぇぞ、って脅されたんです……うっ、うっ…(嘘泣き)』

及「華麗なる裏切り」




泣きついた私は岩ちゃん先輩によしよしされる。




岩「………影山、なんかすごくなってたな」

及「おぉー、から回ってた天才が才能の行き場を見つけちゃったんだから。凡人には敵わないんじゃない？」




いや、Aちゃん曰く？俺の方が天才なのかも？？とかキャピッとした顔で言ってくるからイラッとした。

無言でドスッと殴ろうとしたら岩ちゃん先輩が先にしてくれました、さすがです(仮にも先輩)




岩「…へぇーお前でも敵わないのかよ？」

及「トスはね。トス回しで飛雄に敵うやつ県内にはいないんじゃない？まぁ、サーブもブロックもスパイクも負けないけどね！((殴

……っあ、いった！」

岩「トスも負けないって言えよ！クソ及川！てめぇセッターだろうが！」

『そーだそーだ！』

及「だって！ホントのことだもん！…だからこそ、レシーブを崩すんでしょ。公式戦で烏野と当たったらレシーブめっちゃくちゃに乱して、まともにトス回しする機会なんか与えずに、1人だけうまくたって勝てないんだよ！ドンマイ！って言いたい！言いたい！ムカつくから言いたい！」

『ホント及川さん性格クソですね。いや、クズですね。私に言われるなんて相当ですよ』

岩「俺は女にキャーキャー言われてるヤツの方がムカつく！！(蹴り)」




総じてやはり岩ちゃん先輩としては及川さんを殴られずにはいられないらしい。

というかあのギャラリーの中には絶対岩ちゃん先輩のファンもいるから。絶対そう。この人がモテないなんて有り得ないから(断固)

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