第468話.結婚式 ページ40
鯉「つーかさ?お前ら結婚式しねーの?」
鯉伴さんの一言に私は『はい?』と首をかしげる。
鯉「いや、高校卒業と同時に籍は入れたけど結婚式はお前ら2人ともドタバタしててやってないだろ?」
『そういえばそうだった…』
うっかりすっかり忘れていた。
リっくんは大学入学してから会社立ち上げるまで忙しかったし私も花開院の仕事ばちくそに詰められてて(絶対竜二の嫌がらせ)籍だけ先に入れたんだった。
基本的に私はどっちでもいいのだけれど、リっくんは?と彼の方を向けば。
…………、……どちゃくそキレている。
『ど、どした!?』
リ「………俺が言おうと思ってたのに(憤怒)」
『…ん?それは、結婚式やるってこと?』
リ「当たり前だろ。………なのに、なんで先に言いやがんだこのクソ親父っっっ!!!」
『なるほ。
ほらほら鯉伴さん、謝って!リっくん怒ってるよ??』
鯉「ッ俺のせいなのかよ……!?」
.
___________てなわけで。
まぁ基本的に小規模でやろうということになった。
だって奴良組だけでめちゃめちゃ多いし。ただでさえ多いし(言い方)
だから花開院からはじじいと竜二とゆらが。
清十字怪奇探偵団、あとクララハイジツル大ちゃんの京都組が来てくれることになったわけですけども。
『……どう?』
リ「可愛すぎてアイツらの前に見せたくなくなった。やっぱやめっか」
『また馬鹿なこと言いだしたな』
白無垢を着てリクオに見せると頭を抱えて変な事言ってるやつ1名。てか最近の白無垢ってこんなオシャレな感じなんだね。白無垢というよりも和装ウェディング?よく分からんけども。
自身の姿を姿見で見ながらくるくると回っていれば腕を引かれぎゅうっと抱きしめられる。
そして、
リ「………あぁぁー、まじで好き」
『リっくん、ずっと言ってるよそれ。ま、ずっと言って貰えるように私も頑張るけど』
リ「どうすっかな…このままどっか連れ出すか……」
もう皆は広間やら庭やらに集まっているというのに本気でとんずらを考え出したリっくんにべしっと一撃。
『皆待ってるよ。
早く行こ、_______…旦那様』
そう言って笑えば固まったまま崩れ落ちるリクオ氏。
両手で顔面多いながら「尊すぎる…」とかなんとかまだぶつぶつ言ってるからさすがのAさんも置いてくぞ、と低めの声で言ってしまいました。
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くうはく(プロフ) - ツバキさん» 読んでいただいたこと、本当に感謝いたします…😭✨️そんな風に言っていただけてくうはくは幸せものです。数年かけて書き続けて完結ができて本当によかったです。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!! (10月19日 8時) (レス) id: 11600e3dd5 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - ほんとにめっちゃくちゃ最高、何から何まで好き、この作品に出会えたことに感謝、作ってくれた作者様に感謝、まじでありがとうございます、本当に完結させてくれてありがとうございます、おめでとうございます、神だと崇め奉らせてください。 (10月4日 22時) (レス) @page50 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - 時希さん» よかったです〜〜〜!!!可愛いイメ画ありがとうございました……!!😂🤍 (6月10日 9時) (レス) id: 65b4e9d39c (このIDを非表示/違反報告)
時希(プロフ) - 見れてまーす (6月9日 11時) (レス) @page1 id: 4250a185ea (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - ムゥさん» 寛大な心に感謝しかない……頑張って書くね……なんとなく書いてるやつがあるからそれ本格的に書きます……!!!!!;;;; (2023年4月15日 13時) (レス) id: 2ec94b160d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くうはく | 作成日時:2022年1月27日 21時