第457話．バイト7 ページ29
．
巻「……奴良、言っとくけど全部勘違いだからな」
鳥「そうだよ。ちゃんとAの話聞いてあげてね」
お、お前ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！
ナイスフォローすぎてAちゃん泣いちゃう〜〜(感涙)
なんて友のフォローに感動しているもめずらしくリっくんは何も返さず突き進んでいく。
……え、これまじでやばい？
すごい怒ってる？？
っ、誰か助けて……………………！！！？
若菜さんんんんん……………………！！！！(絶叫)
(奴良に無視とか初めてされた…)
(相当キレてるね…)
(いや、大丈夫だと思うよ)
(え、)
(たぶんリクオくんがキレてるのは＿＿＿だと思うから)
(僕もそう思うよ。実際に奴良くん不安そうな顔でそう言っていたからね…)
(お前らーー！！はよ教室いけー！！)
(あ、前田せんせおはー)
(おはよう。…………花開院は？)
(サボり)
(っどこに行った花開院ーーーーーー！！！！！(怒))
＿＿
＿＿＿＿
リクオに担がれて連れてこられたのは部室だった。
いつもより強めに扉を開けたリっくんは私達が入るとまた強めに閉める。
そして机の上に降ろされた私。
リ「……」
『あの、リっくん、』
リ「………Aに隠し事されるのはホントに傷付く」
『…っ、』
リ「なんでバイト？しかもカナちゃんちに泊まるって嘘までついて」
『だって…』
私が何も言えないでいるとリクオははぁ、と溜息をつく。
少しだけ冷えた瞳と目が合った。
思わずヒュっと息を飲み、顔を逸らす。
リ「……僕には言えない？」
『…、』
リ「好きな人に嘘つかれるのって悲しいよ」
沈黙が流れた。
どうしよう。
＿＿＿＿どうしたら、
リ「……言えないんならいいよ。言えるようになったら聞くから」
そう言ってリクオが私からスっと離れた。
今まであった温もりが消えるように背筋が凍る。
＿＿＿＿＿＿＿＿拒絶された気がした。
…まって、
やだ、
ちがう…、
だって、
っ、だって…！
『〜〜〜、ｯだって………！！
サプライズ、したかったんだもん………っ……！！！』
部室から出ていこうとするリクオの制服の裾を掴んだ。
振り返って私の顔を見たリクオはギョッとする。
だって私の目からは涙がボロボロと溢れているのだから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くうはく(プロフ) - ツバキさん» 読んでいただいたこと、本当に感謝いたします…😭✨️そんな風に言っていただけてくうはくは幸せものです。数年かけて書き続けて完結ができて本当によかったです。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！！ (10月19日 8時) (
レス) id: 11600e3dd5 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - ほんとにめっちゃくちゃ最高、何から何まで好き、この作品に出会えたことに感謝、作ってくれた作者様に感謝、まじでありがとうございます、本当に完結させてくれてありがとうございます、おめでとうございます、神だと崇め奉らせてください。 (10月4日 22時) (レス) @page50 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - 時希さん» よかったです〜〜〜！！！可愛いイメ画ありがとうございました……！！😂🤍 (6月10日 9時) (レス) id: 65b4e9d39c (このIDを非表示/違反報告)
時希(プロフ) - 見れてまーす (6月9日 11時) (レス) @page1 id: 4250a185ea (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - ムゥさん» 寛大な心に感謝しかない……頑張って書くね……なんとなく書いてるやつがあるからそれ本格的に書きます……！！！！！；；；； (2023年4月15日 13時) (レス) id: 2ec94b160d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くうはく | 作成日時：2022年1月27日 21時
